ここ数年間、日本株の人気テーマとなったのが訪日外国人による爆買いを表す「インバウンド消費」だ。しかし、ここに来てその代表銘柄とも言える企業の業績が大減益となった。しかし、インバウンドが終わったわけではない。その真相と新しいインバウンド銘柄を紹介しよう。 ラオックスや三越伊勢丹の業績にダマされるな! 外国人客数とインバウンド消費は過去最高を継続中 インバウンド関連株として、注目を集めていたラオックス(8202)や三越伊勢丹ホールディングス(3099)などが大幅な減収減益になった。インバウンド関連株の好調は終わったとの見方もあるが、実際は訪日外国人数と、その消費額は過去最高が続いているのだ。これは、インバウンド消費の対象が変わってきた結果だと、東洋証券の宝田めぐみさんは指摘する。 「訪日人数が最も多い中国人はこれまで、炊飯器や宝飾品などの高額商品を購入していました。しかし、昨年後半からは高級品