<ニューズウィーク日本版2017年12月5日号は「セクハラは#MeTooで滅ぶのか」特集。「#MeToo」を合言葉にしたセクハラ告発が世界に拡大中だが、なぜ男性は女性に対する性的虐待を止められないのか。「告発」最新事情や各国への広がり、男性心理も分析したこの特集より> ハリウッドの大物映画プロデューサー、ハービー・ワインスティーンのセクシュアル・ハラスメント(性的嫌がらせ)問題は、各界の大物を次々と巻き込む一大スキャンダルに発展した。被害女性による告発の波は、ケビン・スペイシーやダスティン・ホフマンといった名優にも飛び火。政界でも現職上院議員やジョージ・ブッシュ元大統領がやり玉に挙げられた。 なかでも最も嫌な気分にさせられたワインスティーンのセクハラの1つは、女性に自慰を見せつける行為だ。TVジャーナリストのローレン・シバンの告発によると、ワインスティーンはレストランで彼女にキスを迫って拒
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