<菜食主義に潜む落とし穴......栄養不足で心の健康に悪影響の恐れが> 健康に過ごしたいなら肉ばかり食べず、もっと野菜を食べよう――。そんな「常識」を覆す研究結果がこの夏、学術誌に発表された。ジャーナル・オブ・アフェクティブ・ディスオーダーズ(オンライン版)によれば、肉を食べないと鬱病のリスクが高くなるという。 菜食中心の食生活が精神衛生にどんな影響を及ぼすか、医学的にはあまり分かっていない。そこでイギリスとアメリカの共同研究チームは、イギリスで世帯ごとの食生活を自己申告させた過去の調査データを分析。その結果、菜食主義だと答えた男性は肉も食べる男性に比べて鬱病になるリスクが高いことを突き止めた。 調査は妊婦約1万人の成人男性パートナーを対象に、菜食主義かどうか(菜食主義者だと回答したのは350人)、特定の食品を食べる頻度、産後鬱になるリスクを評価するエディンバラ産後鬱病自己質問票(EPD
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