ワタミ社員自殺、遺族が提訴=「過重労働抑止に」−東京地裁 居酒屋「和民」を展開するワタミフードサービス(東京)の社員だった森美菜さん=当時(26)=が2008年に自殺した問題で、両親が9日、同社と親会社の「ワタミ」元会長の渡辺美樹参院議員らを相手取り、計約1億5300万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。 提訴したのは森豪さん(65)、祐子さん(59)夫妻。代理人弁護士は「企業の長時間労働を抑止するため、米国のような懲罰的損害賠償額にした」と説明している。 訴状によると、美菜さんは08年4月に入社、神奈川県内の店に配属された。6日間連続の深夜勤務などで、時間外労働は月140時間を超え、適応障害を発症。同年6月、自宅近くのマンション踊り場から飛び降り自殺した。 12年2月、神奈川労働者災害補償保険審査官が労災認定している。(2013/12/09-17:44) 前の記事へ 次の
ワタミグループの居酒屋「和民」に勤めていた娘を過労自殺で失った遺族が9日、ワタミや当時代表取締役だった渡辺美樹氏らを相手どり、約1億5300万円の損害賠償を求める裁判を東京地裁に起こした。会社側が安全配慮義務を怠ったと主張している。 亡くなった森美菜さん(当時26)の父豪さん(65)と母祐子さん(59)が同日記者会見して明らかにした。美菜さんは2008年4月、ワタミ子会社ワタミフードサービスに入社。神奈川県横須賀市内の店舗に配属されたが、同年6月、社宅近くで自殺した。月141時間の残業があったとして12年2月に労働災害に認定されている。 訴状によると、美菜さんは所定労働時間が8時間だと説明されていた。実際は、平日で午後2時から翌日の午前3時30分過ぎまで働き、休日にはボランティアで研修に参加していた。 渡辺氏には、経営理念を暗記するテストを社員に強制するなど、ずさんな労務管理を進めた責任が
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く