台湾囲み軍事演習 蔡総統訪米に対抗―中国「分裂勢力へ警告」 2023年04月08日22時08分 【図解】中国軍が発表した演習区域(イメージ) 【北京、台北時事】中国軍は8日、台湾本島を取り囲む形の軍事演習を開始した。台湾の蔡英文総統が米国でマッカーシー下院議長と会談したことへの対抗措置で、期間は10日までの3日間としている。「領土を守るため」と強調するが、台湾を巡る軍事的緊張が高まり、米中対立が一層深まるのは必至。日本への影響も懸念される。 中国側に手詰まり感 米台接近止められず 中国軍東部戦区の施毅報道官は「計画に従い、8~10日に台湾海峡と台湾北部・南部・東部の海空域で、台湾を囲む戦闘準備パトロールと演習を行う」と説明。蔡政権を念頭に「『台湾独立』分裂勢力と外部勢力の結託・挑発に対する厳しい警告であり、国家主権と領土の一体性を守るために必要な行動だ」と主張した。 国際 コメントをする