先日から、2つほどQT延長の記事をアップしている。(参考1、参考2) レクサプロ10㎎錠の添付文書の禁忌欄には、以下のように記載されている。 【禁忌(次の患者には投与しないこと)】 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤を投与中あるいは投与中止後14日間以内の患者(「相互作用」の項参照) 3. ピモジドを投与中の患者(「相互作用」の項参照) ※ 4. QT延長のある患者(先天性QT延長症候群等)[心室頻拍(torsades de pointesを含む)、心電図QT間隔の過度な延長を起こすことがある。] ここに書かれているように、先天性QT延長症候群等、QT延長がみられる患者さんには禁忌となっている。 しかし、その患者さんにQT延長があるかどうかは、顔を見ただけではわからない。また、QT延長は聴診をしてわかるものでもない(精神科では普通、聴診