こんにちは。コグラフ株式会社データアナリティクス事業部の塩見です。 コインを投げて、表が7回、裏が3回出たとすると、表が出る確率は0.7と計算できますね。しかし、このように割り算で求めた確率の値だけでは、失われてしまう情報があるのです。割り算だけではなく、表が出る確率の分布を描いて、もっと豊かな情報を手に入れましょう。 この記事のコードはGoogle ColaboratoryのPythonで動きますので、ぜひお試しください。 ベータ分布とはわかりやすい言葉で説明しますと、ベータ分布は「コイン投げにおける表が出る確率の予測分布」という解釈ができます。 表が出る確率$${\theta}$$が不明であるコインを何回か投げて、表がm回、裏がn回出たとします。このとき「表が出る確率$${\theta}$$の予測値」は、パラメータが (a, b) = (m+1, n+1) であるベータ分布に従うと考え