新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言が5月25日に全面解除された。しかし、医療関係だけでなく経済面の影響も甚大で、社会の混乱はしばらく続きそうだ。こうした危機の中、大手企業による社会貢献の取り組みが増えている。 例えば、KDDIは3月末、新型コロナウイルス感染症対策として、社会福祉法人中央共同募金会の赤い羽根「臨時休校中の子どもと家族を支えよう緊急支援募金」に1億円を寄付した。 4月30日には、グループ会社やサイトでの募金を合わせて351万5500円の追加寄付を実施。さらに5月14日には、同社が備蓄していた医療用品に代用可能な防護服1010着、ゴーグル457個を、全国7カ所の医療機関に提供した。 新型コロナのような世界的難題は政府の力だけでは解決できない。企業の支援がさらに広がっていくことが期待される。 ものづくりから環境まで多岐にわたる