熊本豪雨で壊滅的被害…錦町の食肉加工「ゼンカイミート」、新工場で再出発 「社員守る」と働き口確保、ハラル認証も再取得
新宮市出身の芥川賞作家、中上健次(1946~92年)の生誕70年を記念したポスター展が、同市井の沢の市立図書館で開かれている。14日まで。入場無料。 市立図書館と中上健次資料収集室が企画した。 中上作品を原作とした「十九歳の地図」「軽蔑」「千年の愉楽」などの映画や演劇、中上が創設した文化講座「熊野大学」などのポスター計30点を展示。 会場には、中上原作の映画「火まつり」や「 赫 ( あか ) い髪の女」の台本、中上と作家・野坂昭如が連句し、イラストレーターの黒田征太郎が絵を描いた金 屏風 ( びょうぶ ) (縦213センチ、横378センチ)も飾られ、訪れた人たちは中上作品に思いをはせていた。 熊野大学を受講したことがある同市神倉の無職谷昭伸さん(65)は「見たことのあるイベントのポスターもあり、とても懐かしかった。郷土の誇り、中上の作品をこれからも楽しみたい」と話していた。問い合わせは市立
静岡県立中央図書館は8月17日まで、静岡市駿河区の同図書館で「ユニバーサルデザイン絵本コンクール作品展」を開いている。「夏休みこども図書ウィーク」の関連展示。 展示されているのは、静岡文化芸術大が主催する同コンクールの2015年の入賞作8点。色弱の人が見やすいように彩度や明度が工夫された絵本や、動物のしっぽをさまざまな材料で表現した絵本など、身体的・知的特性、年齢、文化などを超えて楽しむことのできる作品が並ぶ。 「夏休みこども図書ウィーク」では、ユニバーサルデザイン絵本作り教室や子ども図書館ツアーなど、八つのプログラムが用意されている。関連展示として、27日から県指定無形民俗文化財の草薙大龍勢の花火展、8月2日から県統計グラフコンクールの優秀作品の展示も行われる。 社会貢献拡大へ新Tシャツ発売 静岡の団体 (2016/7/25 07:45) 浜松の「みやぎ避難者支援センター」1年 19
恵庭市立図書館の本館、分館で8月21日まで、「図書館できもだめし」が行われている。本を包装して中身が分からないまま貸し出す、人気の「ブラインドブック」を初めて子供向けに企画。中には「本当に怖い本」もあるといい、どんな本が出てくるか分からないスリルも楽しめそうだ。 ブラインドブックは窓口業務を受託する図書館流通センターが企画した。借りてみるまでどんな本か分からないわくわく感、自分ではまず選ばないような本との出合いを創出しようと展開している。2014年度の年末年始に行った「本の福袋」が皮切りで、15年度からどんな本か分からないよう包装し、本のまくら部分だけを紹介して貸し出す「本の枕」を行っている。 5~6月に行った「本の枕」の第2弾「花ことばで本えらび」は、花言葉のみを紹介して本を貸し、恵庭の特色である「読書のまち」「花のまち」を融合させた企画として人気を集めた。期間中に514冊の貸し出しとな
沼津市立図書館は、若手の男性職員3人を子供に絵本などの読み聞かせをする“読みメン”として養成する取り組みを始めた。来館する父親たちに読み聞かせの楽しさを伝えるための活動で、20代の職員3人が8月上旬の本格デビューを目指して練習に励んでいる。 3人は黒沢喜紀さん(25)、河村優希さん(24)、鈴木将太さん(22)。今年10~11月に図書館が開く男性向けの読み聞かせ講座に向けて、参加を促す側の図書館が率先して読みメンを推奨しようと養成に乗り出した。 3人は今月上旬に練習をスタートし、仕事の合間を縫って自分に合った本を探したり、女性職員からページのめくり方や読み方など読み聞かせの基本を教わったりと、デビューの準備を進めている。 普段は児童書に関わる担当ではなく、「独身で、読み聞かせ経験もゼロ」という3人。黒沢さんは「いろいろな本に関わることができて楽しい。子供がいない自分たちでも、読み聞か
新宮市井の沢の市立図書館で、同市出身の作家、中上健次(1946~1992年)の生誕70年を記念した特設コーナー「中上健次と音楽」が設置されている。中上が愛したジャズなど音楽に関する書籍37点が紹介されている。8月30日まで。 中上は昭和21年、同市春日で生まれ、県立新宮高校を卒業後に上京し、44年に文壇デビューした。29歳の時に発表した「岬」で第74回芥川賞を受賞、平成10年に同市の名誉市民となった。 同館の担当者によると、中上は高校時代に合唱部に所属。18歳で上京した際はジャズ喫茶に頻繁に通っており、韓国の音楽家たちとも交流を持っていたという。 また、エッセー集に「ジャズは私の小説や文学論の解析の大きな鍵となる」という記載もあり、音楽を愛していたことが感じられるという。 担当者は「より多くの人に新宮市を代表する作家について興味を持ってもらえたら」と話している。
東京・荒川区立町屋図書館では毎月外国語の絵本の読み聞かせが行われている。荒川区には1万6000人を超える外国人が暮らしており、その割合は約10人に1人との統計がある。(荒川区国際交流協会のホームページより) 平石朋子館長の話によると、町屋図書館では朝鮮語、英語、スペイン語、チェコ語の4カ国語による外国語の絵本の読み聞かせが行われている。 「荒川区には韓国・朝鮮の方たちが古くから住まわれていて、東日暮里には朝鮮学校もある」と説明する。 朝鮮語の読み聞かせボランティアをするのは、同区在住の金順愛さんだ。「図書館を利用したときに、募集の知らせを見てやってみようと思った」という。 約2年前、子どもたちに馴染み深い「はらぺこあおむし」(エリック・カール作)の絵本の読み聞かせを皮切りに、秋には音楽、梅雨には雨に関する絵本を選び、工夫を凝らしながら活動に励んできた。 8日は「雨ふりお話し会」と題して、雨
「杜(もり)の都から森の都へ ファイト!熊本」-そんなラベルが付いた絵本60冊が、熊本市中央区の市立図書館に届いた。贈ったのは東日本大震災を経験した仙台市青葉区の仙台市民図書館。「ぜひ避難所の子どもたちに読んでほしい」とのアドバイスを受け、熊本市立図書館は今月上旬、体育館など図書が常備されていない避難所に優先して絵本を配布。読み聞かせなどで利用している親子からは「余震を怖がる子どもの情緒安定にとても役立っている」と感謝の声が上がっている。 仙台市民図書館によると、5年前の東日本大震災時は本棚からほとんどの本が落下し、窓ガラスが破損するなどの大きな被害が出た。「熊本地震の被災地でも、きっと同様の被害が出ているはず」と、政令指定都市の図書館長会議を通じて交流のある熊本市立図書館へ「絵本を贈りたい」と申し出た。その際、東日本大震災時にも子どもたちが絵本を手にして喜んだ経緯があり「避難所には文化
直木賞作品一節刻む 奥州市前沢区出身の直木賞作家三好京三(1931~2007年)の業績をたたえる顕彰碑が、同区字七日町裏の市立前沢図書館前に建立され、22日に現地で除幕式が行われた。顕彰碑建立委員会(佐々木秀康委員長)が、個人や企業、団体からの募金により実施。前沢・衣川を拠点に精力的に著作を続けるなど、幅広く活躍した郷土の偉人を次代へと伝えていく。 式には建立委関係者や来賓ら約130人が出席。佐々木委員長は「当初の目標をはるかに超える協力を頂き、素晴らしい記念碑を建立することができた。ここを通る一人でも多くの方が目を向けて、三好先生への思いを新たにしてもらえれば」とあいさつした。 三好夫人の佐々木京子さん(87)=同区=も「こんなすてきな碑を造っていただき、ただただ感謝の気持ちでいっぱい」と建立を喜んだ。佐々木委員長や京子さんらの手で幕が取り外され、顕彰碑がお目見えすると、出席者から
障害の有無や年齢に関わらず楽しめる絵本を集めた「さわる絵本展」が18日、島田市立川根図書館で始まった。6月8日まで、静岡福祉大図書館(焼津市)が所蔵する66点のバリアフリー文庫を紹介する。 相互利用協定を結ぶ同大図書館と島田市立図書館の共同企画。同市のバリアフリー布絵本作家山本敬子さんが同大図書館に寄付した布絵本を中心に展示している。点字付きの絵本や、面ファスナーで固定した果物を取り外しできる絵本など、工夫を凝らした作品が来館者を引き付けている。 初日は、山本さんが地元の小学生や園児らに新作の布絵本「茶摘み」を披露した。布の色合いで茶畑の濃淡を表現し、茶葉や茶娘を面ファスナーで製作して立体感のある作品に仕上げた。唱歌の茶摘みを全員で歌いながら、布絵本を楽しんだ。 山本さんは「童謡や唱歌を多くの子どもたちに分かりやすく伝え、残していきたい」と話す。会期終了後は、同大図書館または島田市立
芥川賞作家の未知の直筆原稿見つかる 娯楽小説「名医」、純文学以外の貴重な資料 諫早図書館、あすから展示 /長崎 諫早市で執筆活動をした芥川賞作家、野呂邦暢(のろくにのぶ)(1937〜80年)が書いた未発表とみられる短編小説の直筆原稿が見つかったと、諫早市東小路町の市立諫早図書館が18日発表した。開業医と患者の滑稽(こっけい)なやりとりを描いた娯楽小説で、専門家は「野呂が得意とした純文学ではないが、作家として器用に幅広い作品が書けたことを示す貴重な資料だ」と評価する。【中尾祐児】 同図書館によると、原稿は400字詰め原稿用紙40枚で、題は「名医」。所有者は横浜市の文書収集家で、4月下旬、諫早市内の野呂邦暢顕彰委員会を通じて図書館に「地元で一般公開してはどうか」と提案があった。図書館が、既に原稿を閲覧していた野呂研究家でエッセイストの中野章子さん(69)=京都市=に尋ねたところ「筆跡などから直
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く