厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は5日、抗てんかん剤のイーケプラ錠250mg、同錠500mg、同ドライシロップ50%、同点滴静注500mg(一般名レベチラセタム)について審議し、全般発作の1つである強直間代発作にも適応を広げることを了承した。【松村秀士】 【関連記事】 初期集中支援チームで見えてきた課題(2015/05/22) 核となる「認知症初期集中支援チーム」(2015/04/24) イーケプラ錠は、てんかん患者の部分発作を抑える薬剤で、成人には通常、1000ミリグラムを1日2回に分けて経口投与する。今後は、他の抗てんかん薬では十分な効果が認められない患者に対し、強直間代発作にも適応が拡大する見通し。この発作の抑制に効能・効果がある類剤として、国内では既にラミクタール錠がある。 強直間代発作は、突然意識を失って全身が硬直し、激しいけいれんを引き起こす発作で、罹患者は