厚生労働省は5日、医療従事者の需給に関する検討会の「理学療法士・作業療法士需給分科会」で、理学療法士(PT)と作業療法士(OT)の需給推計結果を示した。両方の職種を合わせた供給数が、2040年ごろに需要数の約1.5倍に増えると指摘した。構成員からは、PTとOTを分けて推計すべきなどとの意見が出た。同省では、この日の議論を踏まえ、次の会合で取りまとめ案を提示する。【松村秀士】 この日開かれた分科会で、厚労省は需要と供給のそれぞれの推計方法を提示した。PTとOTの需要推計については、「医療」「介護」「その他」などの分野に分類。医療の分野は、▽一般病床・療養病床の入院医療▽精神病床の入院医療▽外来...