重度の「つわり」(妊娠悪阻、にんしんおそ)の出た母親の子どもは発達障害になる確率が高まるようだ。 米国のカリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究グループが、産科婦人科であるヨーロピアン・ジャーナル・オブ・オブステトリクス・アンド・ギネコロジー・アンド・リプロダクティブ・バイオロジー誌で2015年4月23日に報告した。 つわりの有無で検証 従来の研究では、つわりは出生児低体重、妊娠期間と比べて、低体重や早産と関連していると示されているが、発達障害との関連は不明であった。 研究グループは、つわりと子どもの神経障害との関連性を検討するために、つわりが出た203人とつわりのなかった89人の母親を対象として検証している。 つわりが出た母親から2007年から2011年に生まれた312人の子ども、つわりのなかった母親から生まれた169人の子どもも調べている。 発達の遅延も 研究対象の女性では、気持ち