自傷行為による負傷で救急外来を利用する人が、増加する傾向にあると報告されている。 けがのデータベースを分析 米国ミネソタ州の小児救急を担当する医師たちの研究グループが、米国小児科学会が発行する専門誌ペディアトリクス2015年7月号で報告したもの。 2009年~2012年の全国トラウマ・データバンクに登録された情報のうち、自傷行為のある人を分析している。 増加する自傷行為 対象となった10歳~18歳のけがをした29万人近くのうち、自傷行為のあるのは3664人(1.3%)だった。 2009年~2012年に、銃器によるけがは20%以上減っていたのに対して、自傷行為による救急外来の利用が1%以上増加していた。 自傷が増加傾向にあると見られる。 自傷の手段について、男性の3分の1は銃器を用いており、女性の2分の1近くは切り傷や刺し傷だった。 女性で多い 自傷行為による負傷の多い人の特徴がいく