「お伝えしたはずですが・・・」「そんなこと言ってない!」などと,相手から言われたことはありませんか? 私たちは相手の話をきちんと聴いているようで,実際には正しく聴けていないことがあります。これが積み重なると,仕事の手戻りが何回も発生してしまい,納期に間に合わない,信頼を損ねるといったことにつながります。 前回説明した3つの「きく」モードを,もう一度確認しておきましょう(図1)。 この図の○の例のように「聴く」ための手順は,3つあります(図2)。1つ目は,相手が話しやすいと思えるような態度を意識して取って聴くことです。これは前回,詳しく説明しました。2つ目は,相手の話しを正しく,より深く聴くこと。そして,3つ目は,相手の話の内容や感情に理解を示して聴くことです。今回は2つ目の,相手の話しを正しく,より深く聴くコツについて紹介しましょう。 自分の解釈を相手に直接確認する 相手の話を正しく聴くた