→初めての投資信託(前編) 前編では投資信託とはたくさんの人々がお金を出し合い、専門家(投資信託会社)に運用を託す金融商品であることを紹介した。特に、投資の知識があまりない、いきなり大金を投資するのではなく少額から始められる運用をしたい、といった人に向いた商品といえる。今回は、いよいよ実践編。投資信託の選び方など、実際に購入することを想定しながら、具体的なステップを見ていこう。 まずは自分の資産状況を把握することが大切 「投資信託を購入する第一歩は、まず自分の資産状況を客観的に把握することです」と、ジョインベスト証券エグゼクティブ・オフィサーの大竹のり子氏は言う。投資信託を選ぶステージには、大きく分けて2段階ある。Aという投資信託が“良いか悪いか”ということではなく、自分の資産状況がどうなっているのか、どういうものに投資したいのかという、マネープランを点検する――これが第1段階だ。すでに国