ドナルド・トランプ前米大統領に対する弾劾裁判2日目の10日、民主党側はトランプ氏が「最高扇動者」だったと主張し、1月6日の議会襲撃で、マイク・ペンス副大統領(当時)や議会幹部にいかに暴徒が肉薄したかを示す映像を次々と上院で提示した。 弾劾裁判で検察官役を果たす下院民主党の「弾劾管理人」たちは、襲撃映像やトランプ氏自身の発言やツイートを提示し、大統領選での敗北を認めず圧勝したのは自分だと主張し続け、当日には支持者に議事堂へ向かうよう呼びかけたトランプ氏が、襲撃当日より前から「最高司令官」ならぬ「最高扇動者」だったのだと陳述した。