Interview / Post アヴちゃん×古川日出男 インタビュー「徹底的にやることは、美醜関係なくすごみを生む」 2022.5.25up 平家物語を現代語訳した小説家の古川日出男が、そのスピンオフとして執筆した『平家物語 犬王の巻』。謎に包まれた実在の能楽師・犬王をモデルとしたこの小説を原作に、アニメーション監督・湯浅政明、脚本家・野木亜紀子、漫画家・松本大洋、音楽家・大友良英の当代随一のクリエイターたちがタッグを組み、ミュージカル・アニメーションへと仕立てた映画『犬王』。猿楽の一座に生まれた異形の子である犬王の声を演じた、バンド「女王蜂」のヴォーカル・アヴちゃんと原作者の古川に映画公開直前の心境を聞いた。 歌声によって命を得た、犬王というキャラクター ──古川さんは原作となった小説を書いているときに、犬王に17歳の頃の自分を投影していたとのことですが、アヴちゃんが声を演じた犬王には
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