ふと思い出したんですが、ライトノベル定義論のブームから、今年で20年じゃないですか。 2003年〜2004年にかけて、「若者文化の最前線、ライトノベルとは?」と、雑誌や新聞がこぞって特集したことがあったんです。電撃文庫や富士見ファンタジア文庫とかは、元々、ヤングアダルトとかジュブナイルとかティーンズ小説とかと呼ばれてたんですが、「20代30代の読者も増えたしライトノベルの方が良くない?」とネットの中で言われるようになり、それを聞いた新聞社が「え? ライトノベル? なにそれ?」と特集したのが、20年前の出来事。それ以前は「ライトノベル」って単なるローカルの方言だったんですよね。 そんな感じで、20年前から「若者向けのエンターテイメント小説」をライトノベルと呼ぶようになったのですが、この「若者向け」って、だいたい10代後半から氷河期世代までを含んでます。氷河期世代は1970年代〜1980年代前