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2023年10月23日のブックマーク (2件)

  • 『ぼっち・ざ・ろっく!』細かすぎる全話演出解説を通して学ぶアニメ演出④-2|Hiroshi_Yasuda

    今回も長くなりそうですので、四の五の言わずにスタートしましょう。 【クレショフ効果による心理描写】ひとりの回想+モンタージュ・シークエンスが終わると、ひとりの様子がおかしいことに気付き、適当な理由を付けて合わせ練習を早々に切り上げる虹夏。 切り返しショット(カット・バックも同じ意)でひとりと虹夏の様子がそれぞれ描写されるが、ひとりをピンショット、虹夏をひとりの肩越しショット(OTS)で捉えることで、虹夏がひとりを一方的に見ているという意味合いが与えられている。 OTSは、基的にはOTS同士のカット・バックで描写され、それぞれのカットが調和するように構成されるが、このように片一方のキャラクターをピンショットで捉えることでその調和が崩れ、違和感や緊張感が加わり、「クレショフ効果」により、後のカットで示されたキャラクターの心情と同一化される。 「クレショフ効果」は、人の目がビジュアル的な刺激に

    『ぼっち・ざ・ろっく!』細かすぎる全話演出解説を通して学ぶアニメ演出④-2|Hiroshi_Yasuda
  • 「二級市民」という立場 イスラエルの日常、ときどき非日常(9)|山森みか

    この連載では、現在のイスラエルには宗教や文化を基盤とした様々な集団(宗教派ユダヤ人、世俗派ユダヤ人、アラブ人キリスト教徒、アラブ人イスラム教徒、ベドウィン、ドゥルーズ教徒、父親や祖父母がユダヤ人でも母親がユダヤ人でないため非ユダヤ人と見なされる人々等)があること、そのような人々が相互に一定の距離を保ちつつも市民として共存していることを述べてきた。そしてイスラエルでは18歳から男女共に課される徴兵制(男性約3年、女性約2年)が、これらの異なるグループに属する人々をイスラエル国民として結び付ける役割をある意味で果たしている例も示して来た。 前回の「第六次ネタニヤフ政権発足──揺れるイスラエルのユダヤ人社会」では、過激な宗教右派と連立を組み、2022年末に発足した第六次ネタニヤフ内閣が進めようとしている司法改革と、その賛否を巡ってイスラエル国内のユダヤ人の間で対立が激しくなっている状況を紹介した

    「二級市民」という立場 イスラエルの日常、ときどき非日常(9)|山森みか