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ブックマーク / note.com/tabloid (10)

  • コンテンツ生成システム化する「小説家になろう」系WEB小説群|久保内信行

    週に三回は書くと言って即一週間ぶっちぎることになんの良心的呵責も持たなくなった久保内ですけど。 なろう系小説については編集サイドにいたのがもう5年前くらいの話なので、そのころの知識から大きくアップデートできていないことをまずはお断りしておいて。大きく違うところがあったら各自指摘してください。 なろう系小説の商業化ですが、レーベル数や、作品ごとの販売価格が出そろい、当時は累計5-6万ポイントになったあたりで数社からのオファーが来るような状態でした。今はもうちょっと低いかもしれない。 また、販売実績を睨むと、小説としてみた場合、一冊あたりの売り上げが落ちてはいて、それだけなろう系小説の商業化がありふれたものになったことがうかがえます。しかし、出版点数自体はすでに一定の地位を占めており、なろう系レーベルにほぼ鞍替えしたと言っていいような老舗レーベルなどを見るにつけ、一点当たりの出版部数が減っ

    コンテンツ生成システム化する「小説家になろう」系WEB小説群|久保内信行
  • 雑誌連載ライターでももう限界ってマジ?|久保内信行

    どうも、最近自己啓発づいている久保内ですけれども。 ちょうどライター関連でこの記事が話題になっているので、自分もいっちょ噛みしようとおもっていたところ、ちょうどいい具合にマシュマロが来たのでこれ幸いに書いてみようと思います。 「雑誌に連載を持つ著者だけど、もう限界かもしれない」 10年選手、雑誌連載も持つライターで、単行の著者でもあるという匿名による「もう限界」という魂の叫びめいた文章だ。今Webライターとしてやっている人からは見て比較的原稿単価が高いと思われる自分の周りも「ぜんぶ当のことが書いているよ……」とざわつかせている。 しかも著者は、企画を出せば没にされることもないし、単行も7500部程度刷ってもらえるとのこと。これは現在の出版事情では「かなり恵まれているほう」と言っていいはずだ。 ■出版点数だけ増えて火の車営業の中小出版社一昔前は単価が低く比較的部数を刷っていたライトノベ

    雑誌連載ライターでももう限界ってマジ?|久保内信行
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2020/07/18
    販売協力金名義? 恐喝っぽくてヤバくない?<取次から一時金を払い受ける。そこから精算時に「想像よりも売れなかったぞ」となったらその一時金から一部を返還したりする>
  • レビューって何? 作品は作者のものなのか 6/25|久保内信行

    仕事じゃなくなった瞬間、比較的作品に対して悪口をいうタイプの久保内なんですけども。 日は軽く済みそうなネタでお茶を濁したく。 嫌なら見るな?TwitterSNSが登場してから特によく見るようになった物言いで、「レビューは褒めるのが基」もっと言えば、「気に入らないなら、嫌なら見るな」という価値観があるじゃないですか。アレ、まったく賛同できないんですね。「金を払わないなら文句言うな」まで行くと、スゲーなーとも思っちゃいます。下らないのでいちいちこれがどうおかしいのかについては書かないですけど、とりあえず作品と私の間の関係に信者的なあなたが入ってくるの? とは思います。まあ、信者的な方がどんな受容をしているかについては大変興味があるところなので、無言でログを保存したりはするかもしれない。 考察系という言いかえと忖度他にも、レビューと言いながら「作者は○○だとインタビューで言っていたからこれ

    レビューって何? 作品は作者のものなのか 6/25|久保内信行
  • ライターへの発注が口約束が多いワケ|久保内信行

    いやー、何とか校了できました。世界にありがとう。でも、朝までにコラム一上げないといろいろマズイことになりそうです。が、編集者としてをまとめる脳みそと、ライターとしてコラムを書く脳みそって微妙に違うんで、脳みそを切り替えるために一切校正・構成ナシでnoteのほうをだらだらと書いております。 自己啓発の宗教性については、週末にかけてチョイチョイ書こうかと思います。どう考えても30-45分で書ける気がしなくて完全に後悔しています。 で、質問の回答になります。実は結構あります。一番多いのは、ライターが書けないことが結構あって、その時でもナアナアで済ませられるってこと。 さらに発注書・納品書とか一件ごとにやり取りすることになると、3000円やら4000円やら、「小売業ですか?」みたいな単価でそれやり取りすんの? ってこと。月額とか、月30納品とかになるとそれなりのボリューム出ますが、一単位

    ライターへの発注が口約束が多いワケ|久保内信行
  • 出版業界のハッキングとは何だったのか 06/10|久保内信行

    イヤな質問するなァ。自分もこないだ気づいたんですけど、箕輪さんとお仕事ご一緒したことありますからね。 「お前、箕輪さんと仕事してたよな?」って言われてつらつら箕輪さんのプロフィール見てたら、確かにしていたし、与沢翼の元ライブドアがあった六木の事務所で与沢翼待ちしていたことを思い出しましたよ。その時の会話の内容もぼんやり思いだしたのですが、そちらは伏します。え?なんで与沢翼の仕事を請けたのかって? そんなん、面白そうだったからに決まってるじゃないですか! で、なにが天才的かというお話でしたね。簡単に言うと、1 著者の稼働ナシでを作るシステム と、 2 これら著者の褒め合いによって読者を誘導し、一種の読者層を作った。さらに、 3 読者層を組織してネットでの購買運動を作り、販売前にランキングをジャックした。 4 幻冬舎のイマドキ珍しいイケイケの販売方針により、大量に印刷して、配制度とそ

    出版業界のハッキングとは何だったのか 06/10|久保内信行
  • AKB48が初めて握手をしたとき。AKB商法の黎明期から『悪魔の握手会』についてのメモ5/13|久保内信行

    うちの飼いのふうちゃんの具合が悪いのでnoteを書くどころじゃなくて昨日はお休み。日もに赤ちゃん言葉で話しかけるのに忙しいのでアイドル話でお茶を濁すことにしたい。 日はハロプロからちょっと離れてAKB48、そしてAKB商法の成立のあたりのお話。モー娘。ブームが下火になり、大量に生まれたモーヲタが、さまざまな分野に離散集合を繰り返した中で、比較的マイナーだったAKB48へ流れた組数人からのヒアリングから作ったものですね……。自分もごく初期神田に住んでいたということもあり、路上で見ていってください!と声を上げる篠田麻里子を尻目にガラガラだった秋葉原の劇場にオタに連れられて見に行ったものです。 ■はじめてAKBが握手を行った日 AKB48は、2005年におニャン子クラブで一世を風靡した秋元康が総合プロデューサーを務め、「会いに行けるアイドル」をキャッチフレーズに秋葉原に常設劇場を持つかた

    AKB48が初めて握手をしたとき。AKB商法の黎明期から『悪魔の握手会』についてのメモ5/13|久保内信行
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2020/05/13
    “この施策が大騒動に発展、デフスターレコードは「『独占禁止法』上の『不公正な取引』に抵触する恐れ」があるとして謝罪。「春の祭典」も中止になり、AKB48との契約解除に”
  • エンタメ業界はなぜネット配信にシフトしないの?馬鹿なの?という誤解について5/9|久保内信行

    ガッツリ無料配信が増えたり、Youtubeでのライブ配信なんかも増えている昨今。その模様を見て、窮状を訴える業界人のツイートに対して「ライブできないライブできないって、ネット配信を知らないんですか? 工夫が足りません。有体に言ってバカなんですか?」みたいなツイートをしている無邪気な方が一定数いらっしゃいますよね。 気でそんな局所的な自助努力で業界が持つと思っているのかはよく分かりませんし、個人が努力したら業界の未来は明るい的な朱子学を信奉されているのか、業界と個人の区別がつかないのか謎のままにしておきますが、今日は、「配信増やしたら業界が持ち直すという考えは現状では無茶ですよ」というのを簡単に書いていこうかと思う。とりあえず音楽業界を例にして。 そもそも配信に負けてライブに力を入れざるを得なかった音楽業界このnoteは毎回30分で書くというのを自分に課しているので、グラフなんかをきれいに

    エンタメ業界はなぜネット配信にシフトしないの?馬鹿なの?という誤解について5/9|久保内信行
  • ライターと原稿料を書いての反応と生き残り策5/2|久保内信行

    hideの命日を特番見て過ごしていたら遅れました、久保内でございますよ。 前日に何となく書きなぐったライターの原稿料のお話が妙に拡散して、その癖に俺には別になにもいいことが起きなかった(藤津亮太さんから500円もらったよ! ライターの500円は1時間以上の労働に匹敵することもあるんだ!感謝だよね)ので、しつこく書いてみようかと思います。俺に何かいいことが起きるまで。 で、前日のライターの原稿料のお話ですけど、急にぶった切ってる乱暴な文章ながらも一応結論らしきものは書いている気がして、それは、「ウェブ上の記事に関わる人が誰も得せずみんなで貧乏になってる」エコシステムを突っ走ってるって話。文字通りエコ。うろ覚えですけど、90年代後半の別冊宝島あたりにはすでに「ライターは物価の優等生、70年代から値段が変わらないのは鶏卵とライターの原稿料くらい」って書かれていたはずです。で、90年代後半のその時

    ライターと原稿料を書いての反応と生き残り策5/2|久保内信行
  • どうしてアイドルオタはサイリウムを振り始めたのかの個人的体験5/3|久保内信行

    はいはい、久保内でござんす。ライター原稿料関連について書くのにちょいと疲れたので、これまた最近TLでよく目にする、2000年初頭のモーヲタというか、「爆音娘。」ってなんだったんだぜ? というやつ。現在はAKB系の雑誌になりご無沙汰していた月刊BUBKAにて、吉田豪が掟ポルシェとともにあの頃を回顧するインタビューをしていて、それに当時の記憶を呼び覚まされたオタ(自分含む)がいっぱい登場。 で、実は自分も数年前にその辺のこともまとめつつアイドルオタクの生態をまとめたエモいを出せるかな?とおもって(って、自分から原稿揃えて売り込みをかけるような褒められた性格ではないのでいろいろあったわけですが)原稿をたくさん書き散らしたまま、放置していたんですね。その原稿をちょいちょい放出してお茶を濁そうかなって。 今回は、どうしてアイドルオタクはサイリウムを振るようになったのか。今のようにコンサートにサイリ

    どうしてアイドルオタはサイリウムを振り始めたのかの個人的体験5/3|久保内信行
  • なぜライターの原稿料は低いのかと、Webに低質な記事があふれる理由をざっくり5/1|久保内信行

    あーどもども、久保内です。note書き始めて、無料配信情報を集めて紹介しようとしたらコロナウイルスの無料公開中の波に溺れてそうそうに網羅は放棄いたしました。 で、そんなことをしていたら特に深夜、将来におびえたライターたちによって(推測)、ライターのギャラ問題や、副業ライターの価格についての愚痴とかが流れてくるんですね。そこにちょいちょい原稿料の金額とか書いてたりする。 それみて、一般の人は「安すぎる」と言ってくれる方はとっても少なくて、「こんな糞記事で金もらうのかよ死ね」とハートウォーミングな感想を投げてくださったりする。 じゃあ、ベテランの権威性のある方々と期待を込めてみてみると、「こたつ記事では原稿料が上がらないのは当然、自分の質を高めろ」とかお説教をクレたりする。 しかし、全国配信のニュースや情報を、1万円以下(かなり多く言っている)の流れ作業で量産して、信頼性が担保できるのかって言

    なぜライターの原稿料は低いのかと、Webに低質な記事があふれる理由をざっくり5/1|久保内信行
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