タグ

ブックマーク / wezz-y.com (7)

  • 戦争、自然破壊、ジェンダー規範から脱却する女の子たちの物語/映画『ウルフウォーカー』 - wezzy|ウェジー

    2020.10.31 10:00 戦争、自然破壊、ジェンダー規範から脱却する女の子たちの物語/映画『ウルフウォーカー』 10月30日に公開される『ウルフウォーカー』は、長編映画を発表するたびにアカデミー賞にノミネートされるアニメーション・スタジオ、カートゥーン・サルーンの最新作である。アイルランド・キルケニーを拠点とするこのスタジオは、これまでもキルケニーに根付く神話をモチーフにした作品『ブレンダンとケルズの秘密』(2003)と『ソング・オブ・ザ・シー海のうた』(14)を制作しており、作はこれらに続くケルト三部作の完結編だ。 完結編にふさわしく、女の子の成長物語を通して現代をとりまく様々な問題がさりげなく風刺されている作。アニメーション技術だけでなく、芸術性や物語性においても年齢や性別を越えて心に響く傑作だ。興味深いことに、作は今年の3月、各国がロックダウン中に完成され、今月末に世界

    戦争、自然破壊、ジェンダー規範から脱却する女の子たちの物語/映画『ウルフウォーカー』 - wezzy|ウェジー
  • アメリカの人種問題を描いたベストセラー『フライデー・ブラック』著者インタビュー 〜ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー - wezzy|ウェジー

    ニューヨーク在住の作家、ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤーのデビュー短編集『フライデー・ブラック』の邦訳が、駒草出版より2月3日に発売となる。 アメリカの人種問題をユニークな手法で鮮烈に描いた作は、アメリカでは2018年に出版されている。若手作家のデビュー作としては異例の高評価を得て、ニューヨーク・タイムス紙のベストセラーとなる。 アジェイ=ブレニヤーは一躍、文壇の新星となり、作は世界各国で翻訳出版された。当人はテレビの高視聴率トーク番組も含む多数のメディアの取材を受け、収録作品の一つは映画化が決定している。 このアジェイ=ブレニヤーにインタビューする機会を得た。 日にもある黒人差別 ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー(以下、ナナ)の書く物語は「人種問題」「ディストピア」「家族」を核とする。作風はダーク、シュールと形容されるが、行間からは体温のある生身の人間と、彼らが紡ぎ出す家族

    アメリカの人種問題を描いたベストセラー『フライデー・ブラック』著者インタビュー 〜ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー - wezzy|ウェジー
  • イスラム過激派少年の心の奥に秘められた女性嫌悪と支配欲/映画『その手に触れるまで』 - wezzy|ウェジー

    © Les Films Du Fleuve – Archipel 35 – France 2 Cinéma – Proximus – RTBF ベルギーの巨匠ダルデンヌ兄弟の新作『その手に触れるまで』は、背筋が凍りつくような問題作だった。 ある13歳の少年が、インターネットや周囲の排外的な人間たちに影響され、過激な思想にのめり込んでいく……そして、ついには重大な事件を起こしてしまう姿を、主観的な演出によって描き、間違った方向に進む少年の心理や感情を観客に体験させてしまう。その意味で作の内容は、民族的な緊張が高まっている、いまの世界の状況を生み出す原因を、一人の加害者の視点から探る試みでもあるのだ。 作の主人公・アメッドは、母や兄とベルギーの某所に住んでいる、アラブ系の平凡な少年だ。身長は伸びてきたが、まだまだあどけなさの残るアメッドは、最近になって、現代の少年らしく動画サイトの映像を見

    イスラム過激派少年の心の奥に秘められた女性嫌悪と支配欲/映画『その手に触れるまで』 - wezzy|ウェジー
  • 東野幸治「アップデートするべき」明石家さんまの問題点を指摘、時代の終わりを語る - wezzy|ウェジー

    東野幸治が自身のYouTubeチャンネルで配信している「東野幸治の幻ラジオ」にて、これからの時代のお笑い芸人の在り方について語った。 東野幸治はまず、大炎上した岡村隆史の女性蔑視発言について、自身の過去の発言を振り返る。 <今回の岡村君の発言に比べたら、僕の(昔の)発言なんてもっとひどいですから。炎上だけじゃ済まないですし、芸能界8回ぐらい辞めていなければいけないぐらいの問題発言があります> しかし、いま東野はそのような問題発言をしない。「アップデート」したからだ。東野の言う「アップデート」とは、どういうことなのか。 「オネエキャラ」タレントをめぐる変化 東野幸治が「時代の変化」の具体的な例としてまず挙げたのは、いわゆる「オネエキャラ」タレントに対するコメントだ。 まず、そういったタイプのタレントの呼び方自体が変わった。 かつてテレビでは「オカマ(キャラ)」という呼称を使っていたが、「オカ

    東野幸治「アップデートするべき」明石家さんまの問題点を指摘、時代の終わりを語る - wezzy|ウェジー
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2020/05/15
    映像研へのアンテナといい、彼の印象が随分変わった。>当該回 https://www.youtube.com/watch?v=CAArQNl2qUA
  • 排外主義を煽るネット右翼コア層と、日本社会はどう向き合えばいいか?/古谷経衡インタビュー - wezzy|ウェジー

    2020.01.02 14:05 排外主義を煽るネット右翼コア層と、日社会はどう向き合えばいいか?/古谷経衡インタビュー テレビやラジオでコメンテーターとしても多く目にする古谷経衡氏による処女小説『愛国奴』(2018年出版/駒草出版)が改題し、『愛国商売』(小学館)というタイトルで文庫化された。 『愛国商売』は、保守論壇に入り込んだ主人公の青年・南部照一が、保守系雑誌・保守系ネット番組といったメディアの内部に入ることで、その世界に幻滅していく物語。 小説のなかで、保守系論壇に入ったばかりの南部は発言の機会が与えられるたびに入念な準備をして望むが、そこでの主張は客に理解されることはなかった。なぜなら、彼らは真摯な言論など必要としていないからだ。 読者・視聴者が求めているのは、中国韓国に対するヘイト的な言説だけであった。メディア側にいる人間たちはそのことをよく理解しており、小遣い稼ぎのため

    排外主義を煽るネット右翼コア層と、日本社会はどう向き合えばいいか?/古谷経衡インタビュー - wezzy|ウェジー
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2020/01/10
    テレビのコメンテーターも含め、手の内を知ってる。「僕はずっとネット右翼ビジネスの中にいたし、彼らに向けて仕事をしていた時期もあった。なので、彼らの数の少なさと、取るに足らなさがよくわかっている」
  • 2020年東京五輪は“人命”を軽く扱っていないか。組織委員会とメディアが犯した罪/本間龍インタビュー - wezzy|ウェジー

    2019.08.12 09:05 2020年東京五輪は“人命”を軽く扱っていないか。組織委員会とメディアが犯した罪/間龍インタビュー 2020年東京オリンピック・パラリンピックが、来年7月24日に始まる。残り1年を切った今、各競技で続々とテストイベントが始まっており、テレビのスポーツニュースなどでもオリンピックでの活躍が期待される選手を特集する企画が増えてきている。 しかし、日社会全体でオリンピックへの期待感が醸成される一方、暑さ対策や、ボランティアスタッフの労働問題といった、開幕までに解決すべき問題について十全な議論がなされているとは言いがたい状況がある。 特に「暑さ」の問題は深刻だ。この猛暑のなか、熱中症で救急搬送される人は後を絶たない。総務省は7月29日から8月4日までの1週間に熱中症で救急搬送された人は1万8347人にもおよび、このうちの57人が死亡したと発表した。また、8月8

    2020年東京五輪は“人命”を軽く扱っていないか。組織委員会とメディアが犯した罪/本間龍インタビュー - wezzy|ウェジー
  • いつまでもポリコレと言ってれば済むと思うなよ!~映画のキャスティングと人種や性別 - wezzy|ウェジー

    2018.01.10 15:30 いつまでもポリコレと言ってれば済むと思うなよ!~映画のキャスティングと人種や性別 このところ、ハリウッド映画では以前よりもいろいろな人種の役者を起用したり、女性を増やしたりするキャスティングが盛んです。例えば『スター・ウォーズ』新シリーズやマーベル・シネマティック・ユニバースの新作では、女性や非白人の登場人物が増えています。そしてそうした映画が公開されるたびに起こるのが、「ポリコレ」的配役だという感想です。 このような文脈で「ポリコレ」という言葉が使われる場合、おそらくキャスティングする側に何らかの「配慮」が働いているという考えが背後にあることが多いかと思います。つまり、何も「配慮」せずに配役を行った場合、プロデューサーや監督はほぼ全員を白人にし、男性をメインに据え、男女問わず容姿の良い役者で揃えるという想定があるでしょう。そこに「ポリコレ的配慮」を入れる

    いつまでもポリコレと言ってれば済むと思うなよ!~映画のキャスティングと人種や性別 - wezzy|ウェジー
  • 1