デフレ脱却に向け、日銀への“政治圧力”が強まっている。民主党は消費者物価上昇率の数値を掲げる「インフレ目標」の導入を参院選マニフェスト(政権公約)に盛り込むことを検討。政府は財政逼迫(ひつぱく)で大量発行が続く国債の買い増しを期待する。新党改革を率いる舛添要一代表も国債買い増しによる量的緩和が持論。これに対し日銀は、財政規律が緩み、ギリシャ国債のように信用を失うと断固拒否の構えだ。カツマも痛烈批判 「日銀こそがデフレの元凶だ」 民主党議員約130人が参加した「デフレから脱却し景気回復を目指す議員連盟」(会長・松原仁衆院議員)が4月13日に開いた勉強会。講師に迎えられた人気経済評論家の勝間和代氏は、舌鋒(ぜつぽう)鋭く日銀批判を繰り返した。 動画共有サイト「ユーチューブ」にもアップされた講演を見た日銀幹部は「選挙を前に、いろんな動きが出てくる」と、苦々しく吐き捨てた。 議連は翌14日に民主党