総会の冒頭、あいさつする会長の森山裕衆院議員(中央)=4日午前、東京・永田町の自民党本部(大西史朗撮影) 自民党の議員連盟「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定=トランス・パシフィック・パートナーシップ)参加の即時撤回を求める会」(会長・森山裕衆院議員)は4日、党本部で初会合を開き、政府にTPP参加撤回を求める緊急決議をまとめた。 議連には衆参両院の同党国会議員92人が参加。決議は、TPP参加が日本の農林漁業を崩壊させるだけでなく、地方経済や地域社会も破綻(はたん)させると指摘した。その上で「何らの重層的な分析や準備が全くなされないままでの拙速な参加は、わが国の将来に深い禍根をもたらす」としている。 初会合後の記者会見で森山会長は「菅政権の外交のチョンボの穴埋めに、TPPが使われるのはたまったものではない」と強調した。党内にTPP推進派がいることに関しては「TPPがどういうものか分かってもら