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ブックマーク / abetch.exblog.jp (6)

  • Abetch : 「同じことの繰り返し」 ポール・クルーグマン NYT

    語学と日常生活「同じことの繰り返し」 米ニューヨーク・タイムズ紙 11/8付 ポール・クルーグマン Doing It Again By PAUL KRUGMAN 8年前、既にFRBの理事であったが未だ議長ではなかったベン・バーナンキ氏は、或る会議で演説を行い、ミルトン・フリードマンを称えた。バーナンキ氏は演説を締め括るに当たって、フリードマンの「FRBは世界大恐慌を招いた責任を負っている。なぜなら、米国経済を救う上で必要な行動を取ることが出来なかったからだ」という有名な主張を持ち出した。 「あなたは正しかった。」とバーナンキ氏は述べた。「我々は世界大恐慌を招いてしまった。非常に残念だ。しかし、あなたのおかげで、我々が同じ過ちを繰り返すことはないだろう。」 怪しいセリフだ。というのも、実際のところ、我々は同じことを繰り返そうとしているのだ。 現在の状況が世界大恐慌の最悪期ほど悪くないというの

  • Abetch : 「言い訳の構造」 ポール・クルーグマン NYT

    語学と日常生活「言い訳の構造」 米ニューヨーク・タイムズ紙 9/27付 ポール・クルーグマン Structure of Excuses By PAUL KRUGMAN 大量の失業に関して如何なる行動を取ることが出来るのだろうか。賢明な人は皆、以下の点に同意している。つまり、迅速な解や容易な解など存在しないと言うのだ。実施されるべき仕事は存在しているのだが、労働者はそれを行う用意が整っていない。彼らは間違った場所に置かれているか、或いは彼らのスキルが不適切なのである。米国の失業問題は「構造的」であり、その解決には数年を要するだろう、と。 しかし、このような厳しい見解を正当化する証拠をわざわざ求める必要はない。そんなものは存在しないのだから。その逆に、あらゆる証拠が示唆することとして、米国における失業率の高さは不適切な需要(全面的な停止)の結果なのである。「安易な解など存在しない」と述べるのは

  • Abetch : 「魔女狩りの季節の到来」 ポール・クルーグマン NYT

    語学と日常生活「魔女狩りの季節の到来」 米ニューヨーク・タイムズ紙 8/30付 ポール・クルーグマン It’s Witch-Hunt Season By PAUL KRUGMAN 前回、一人の民主党議員がホワイトハウスのポストに就いた時、彼は政敵からの引っ切り無しの魔女狩りに直面した。右派の著名な人物たちは、麻薬の密輸から殺人に至るまであらゆることについてビル・クリントンとヒラリー・クリントンを非難した。そして共和党が連邦議会での支配権を握るようになると、彼らはクリントン政権を執拗な嫌がらせの目に遭わせた。或る時には、ホワイトハウスがクリスマスカードのリストを不正利用したとの告発を巡って140時間の宣誓証言が実施された。 今、同じことが再び起こりつつある。例外的に、今回の方がもっと悪質なのである。次の発言者はラッシュ・リンボー氏だ。「フセイン・オバマ師(Imam Hussein Obama

  • Abetch : 「これは景気回復ではない」 ポール・クルーグマン NYT

    語学と日常生活「これは景気回復ではない」 米ニューヨーク・タイムズ紙 8/27付 ポール・クルーグマン This Is Not a Recovery By PAUL KRUGMAN 日(27日)、ワイオミング州ジャクソンホールでの重要な演説でFRBのベン・バーナンキ議長は何を述べるのだろうか。米国経済を刺激するための新たな手段について仄めかすだろうか。注目しておこう。 しかし、バーナンキ議長や他のFRBの高官たちが米国の現状について何を言うのか、我々は何の支障もなく予測することが可能だ。すなわち、彼らが望むよりもかなりゆっくりとではあるものの、米国経済は回復を続けていると言うのだ。残念ながら、それは真実ではない。これは景気回復ではないのだ、如何なる意味においても。そして、政策決定者たちはその事実を変えるために出来る限りの行動を取るべきなのである。 景気回復が続いているという主張における極

  • Abetch : 「問題は富裕層だ」 ポール・クルーグマン NYT

    語学と日常生活「問題は富裕層だ」 米ニューヨーク・タイムズ紙 8/23付 ポール・クルーグマン Now That's Rich By PAUL KRUGMAN 近頃では我々は倹約が必要だ。我々が財政赤字を抱えていることをご存じだろうか。ここ数ヶ月、これが共和党議員や保守派民主党議員のセリフである。彼らは、我々が深刻な公的サービスの削減を回避し、低迷する経済を支えるために更なる行動を取るべきだという提案は全て否定している。 しかし、正にその政治家たちが、米国で最も富裕な12万人に対して平均300万ドルの小切手を切ることには必死なのである。 この提案について、何か皆さんがお聞きになっていないことはあるだろうか。実際のところ、お聞きになっているのだ。私が言及しているのは、中間層向けだけではなく、ブッシュ減税全体を恒久化すべきだという要請のことだ。 幾つかの背景情報を。2001年、ブッシュ減税の原

  • Abetch : 「第三の大恐慌」 ポール・クルーグマン NYT

    語学と日常生活「第三の大恐慌」 米ニューヨーク・タイムズ紙 6/28付 ポール・クルーグマン The Third Depression By PAUL KRUGMAN 景気後退は普通のことだが、恐慌は稀である。私が知る限り、経済の歴史において、その時点で「恐慌」として広く形容された時代は二度しかない。一つは1873年のパニックに続くデフレと不安定性の数年間であり、もう一つは1929~31年の金融危機に続く大量失業の数年間だ。 19世紀の長期的な不況も、20世紀の世界大恐慌も、間断なき下落の時代ではなかった。その逆に、どちらとも、経済成長の局面が含まれていたのだ。しかし、こうした景気回復の局面も最初の不景気によるダメージを白紙に戻すだけの力強さは決して持っていなかったし、その後には不景気の再発が続いたのである。 我々は今、第三の大恐慌の初期段階にいるのではないかと私は危惧している。これは恐ら

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    API 2010/06/29
    こりゃやべえ。
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