これまで波乱万丈の半生を送ってこられた、作家・尼僧の瀬戸内寂聴さん。 戦争、離婚、許されぬ恋、ベストセラー作家としての日々、そして突然の出家……。その起伏に富んだ人生において、寂聴さんは私たちと同じように様々な苦悩を抱き、それを乗り越えながら歩んでこられました。 ここでは、そんな寂聴さんが語る、いきいきと生きるための10の秘訣をご紹介します。 【お知らせ】 作家・僧侶の瀬戸内寂聴先生が令和3年11月9日に逝去されました。 ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。 瀬戸内寂聴(せとうちじゃくちょう) 大正11年徳島県生まれ。東京女子大学卒業。21歳で見合い結婚し長女を出産するも、夫の知人への恋心から出奔、京都へ身を寄せる。 文学活動を開始し、昭和32年「女子大生・曲愛玲」で第3回新潮社同人雑誌賞を受賞。官能的な表現が批判され、文壇から締め出された時期もあったが、「かの子擦乱」「夏の終り」な