ブックマーク / medical.jiji.com (7)

  • 休日を楽しめない=脱力感や無気力に襲われる―週末うつ

    平日は仕事に精を出すが、休日は脱力感に襲われてやる気が起こらない。昼ごろ起きてジャージー姿でゴロゴロし、スマートフォンやインターネットを見ているうちに1日が終わる…。近年、そんな人が増えているという。杏林大学医学部付属病院(東京都三鷹市)精神神経科の古賀良彦名誉教授は、そうした状態を「週末うつ」と命名する。 ◇責任感強く真面目 週末うつは30~40代の独身男性に多く、休日が楽しめず、早く月曜日になってほしいと思う。真面目で責任感が強く、人付き合いが苦手な人が陥りやすいと古賀名誉教授は分析する。 「うつ病とは違いますが、表面的には変わりません。休日になると疎外感が募って生活のリズムが乱れ、体の不調が起こります。長引くとうつ病に進行するケースもあります」 近年、若者の「○○離れ」が取り沙汰されるように趣味の少ない人が増えており、それも原因に挙げられる。 平日は仕事に追われてそれなりに頑張れるが

    休日を楽しめない=脱力感や無気力に襲われる―週末うつ
  • (第4回)脳外科の道一直線=睡眠4時間、努力重ねる|一流に学ぶ

    ◇「倒れたら寝ればいい」 「寝ている時間は人生の無駄。一睡もしなかったら全部自分の人生です。人生70年生きるとして、最初10年は子どもだから正味は60年。そのうち1日8時間寝たら20年間も意識がないんですよ。働いたり風呂入ったりメシったりする時間もあるから、70年の人生で自分が当に使える時間は10年しかない。だから俺は4時間しか寝ないと決めたんです。そうすると10年戻ってくる」 今でも朝3時に寝て7時に起きる生活が基だが、3日間ぐらい寝ないこともしばしばだ。 健康のことを考えて睡眠を取るという発想もない。「疲れて体を壊すようなら、そこまでの人生。つらいと思ったらダメなんです。そのうち倒れますから、倒れたら寝ればいい」 人の何倍も努力する上山氏を、上司の都留美都雄教授(当時)は高く評価した。日人で初めて米国の脳外科専門医になった大人物だが、教授には子どもがいないこともあって、上山氏を

    (第4回)脳外科の道一直線=睡眠4時間、努力重ねる|一流に学ぶ
    AUDCAD
    AUDCAD 2023/11/11
    脳神経外科医 睡眠時間
  • 物が二重に見える ~スマホ内斜視(井上眼科病院 若倉雅登名誉院長)~

    スマホの使い過ぎで、体の不調を訴える人が増えている。物が二重に見える「複視」を訴える急性内斜視、いわゆる「スマホ内斜視」もその一つだ。スマホ内斜視の詳細や治療法について、井上眼科病院(東京都千代田区)の若倉雅登名誉院長に聞いた。 ▽神経のけいれんで発症 近くの物を見るときは、ピントを合わせるために脳から神経が刺激され、眼の鼻側に付いている内直筋が縮むことで、両眼が内側に向く。これを近見(きんけん)反応という。 近くの物から遠くの物に視点を移すと近見反応は緩められる。脳にそれをつかさどる機能はなく、眼は自然に元の位置に戻る。しかし、近くの物を長時間見続けることで近見反応が制御不能になると、神経がけいれんを起こして眼は内側に寄ったままの状態となる。これが急性内斜視だ。 ▽手術で眼の向きを調整 若倉名誉院長によると、近年スマホやタブレットなどで目を酷使したことが原因と思われる急性内斜視で同院を受

    物が二重に見える ~スマホ内斜視(井上眼科病院 若倉雅登名誉院長)~
  • 前屈姿勢に注意―「スマホ首」 ~放置すれば首のヘルニアにも(整形外科とくはらクリニック 徳原善雄院長)~

    スマートフォンやパソコンの普及で、症状を訴える人が増えたストレートネック。スマホ首とも称される。正式な病名ではなく、来なら前方へ緩やかに湾曲している首の骨が、まっすぐになった状態を指す。 放置すれば首のヘルニアなどになりかねない。「治療には、日常生活である程度の努力が大事です」と整形外科とくはらクリニック(大阪市)の徳原善雄院長は話す。 ◇家事も原因に ストレートネックの初期症状には首の痛み、強い肩こり、頭痛などがある。悪化すると耳鳴りやめまい、吐き気、手のしびれなどを感じるようになる。首の骨が正常に湾曲している状態なら、5キロ前後ある頭の重みをうまく分散できるが、首がまっすぐな状態だと、首や肩周りへダイレクトに負荷がかかるためだ。 スマホやパソコンの普及で注目を集めるようになったストレートネックだが、原因はそれだけではないという。「基的に下向きの作業を続けることが原因です。従って、一

    前屈姿勢に注意―「スマホ首」 ~放置すれば首のヘルニアにも(整形外科とくはらクリニック 徳原善雄院長)~
  • スマホ認知症 ~過度な使用で記憶力低下(福井大学医学部付属病院 浜野忠則診療教授)~

    スマートフォンの使い過ぎにより、記憶力低下など認知症に似た症状を訴える若年者がいることから注目されるようになった「スマホ認知症」。病名ではないが、軽視できないという。 「原因は脳の疲労でしょう。現時点で直接認知症に発展した症例は報告されていませんが、過度な使用を続ければ、将来的なリスクが高まる可能性はあります」と福井大学医学部付属病院脳神経内科の浜野忠則診療教授は話す。 ◇問題は若者 スマホ認知症は、アルツハイマー病など認知症のリスクが高い高齢者より、若年層で問題視されている。「日常的にスマホを使う高齢者は、使わない高齢者と比較して認知症の比率が低いと報告されているため、適度な使用であればお勧めできます。問題は、1日に5時間以上もスマホ画面を見ているような10~20代前半の若者の将来です。2060~2100年にかけて、アルツハイマー病患者がさらに増加するのではないかと警告する論文もあります

    スマホ認知症 ~過度な使用で記憶力低下(福井大学医学部付属病院 浜野忠則診療教授)~
  • その不調「脳疲労」かも ~スマホ時間、減らすことから(エミーナジョイクリニック銀座 伊東エミナ院長)~

    その不調「脳疲労」かも ~スマホ時間、減らすことから(エミーナジョイクリニック銀座 伊東エミナ院長)~ 「やる気が出ない」「いらいらする」「物忘れが多い」「ぐっすり眠れない」といった症状をよく耳にする。このような不調が続くなら、「脳疲労」が起きているのかもしれない。 脳疲労は、脳が疲れ正常に機能しなくなった状態を指す。脳疲労に心身両面からアプローチする、エミーナジョイクリニック銀座(東京都中央区)の伊東エミナ院長に話を聞いた。 ◇背骨のゆがみも原因に 原因は、「過度の精神的ストレス、睡眠の質の低下、物アレルギー、栄養素の不足、腸内環境の乱れ、重金属などの有害物質の蓄積、脳の外傷、遺伝子異常など、さまざまな原因が考えられます。背骨のゆがみ、スマートフォンやパソコンの使い過ぎなどが関わっている場合もあります。原因が複数重なっていることも少なくありません」。 これらの原因があると、「自律神経バ

    その不調「脳疲労」かも ~スマホ時間、減らすことから(エミーナジョイクリニック銀座 伊東エミナ院長)~
  • 病院では治せなかった原因不明の不調 ~脳外科医が自ら探し当てた病気の正体~|女性医師のキャリア

    病気を治す医師という立場にありながら、15年以上にわたって原因不明のせきに苦しめられてきた中牟田佳奈医師。近代西洋医学に限界を感じて、中国の伝統医学である「中医学」を学び、鍼灸(しんきゅう)師の資格を取得した。代替・伝統医療を組み合わせた「統合医療」にまで治療の幅を広げたことで、自身の症状は見事に改善したという。西洋医学では治せない病気や症状があることが明らかになってくるにつれ、代替・伝統医療が見直されつつある。病気の根原因を探って自らの力で治すことの大切さや、統合医療の可能性について語ってもらった。 ◇抗がん剤治療への抵抗感 私の父は内科の勤務医でしたが、私が3歳の時に、夜だけ開業医として診療を始めました。母が経理と受付を手伝っていたので、私も母親に連れられて、診療所の待合室で患者さんに体温計を持って行ったりして手伝っていたのを覚えています。医師である父の仕事を小さい頃から見ていたので

    病院では治せなかった原因不明の不調 ~脳外科医が自ら探し当てた病気の正体~|女性医師のキャリア
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