さて、果たして「ブログで自滅しない方法」はあるのだろうか? 皆無とは言えないだろう。例えば、100人が100人、まったく異論も、文句も、因縁すらも付けようがないことだけを書いていれば、まず「自滅」の危険性はないはずだ。そして、もし、その上で多くの読者から支持されたとしたなら、あなたは今すぐ文筆業に転職するべきだ。 ブログを「読む」立場で感じる面白さは人それぞれに違うだろうが、筆者の場合はブログ主の個人的な体験、視点、情報などなど、自分の知らない世界を垣間見られるところにこそ面白さを感じている。特に日記系など、それこそプライバシーに類する話や「居酒屋でのバカ話」的なノリが面白いこともままある。 100人が100人なんの文句も付けようがなく、社会的にも非のうちどころない見解などというものは、すなわちそこで読む必要も価値もないものでしかない。「言論の多様性」などという小難しい言葉を使わなくても