飼い猫を使って近所のWi-Fi環境の脆弱性を調査する実験がおこなわれ、10日にDefCon(ハッカー向けのカンファレンス)で「Weaponizing Your Pets(ペットを兵器化する)」というテーマで発表されました。 米ワシントンDCの郊外で祖母の飼っているシャム猫のココ(オス)に特別製の首輪を付けて散歩をさせてみたのは、セキュリティ専門家のGene Bransfield氏。彼がシャム猫に取り付けた首輪にはプログラムを施したSpark CoreチップとWi-Fiカード、GPSモジュール、バッテリーが仕込まれており、ココが近所を散歩させることで周囲の数十に及ぶWi-Fiネットワークをマッピングすることに成功しました。 結果は、ある意味で驚くべきものでした。4つのネットワークが古くて突破が容易な暗号化しか施されておらず、さらに他の4つは完全に無防備な状態で放置されていたことが分かったので
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