Googleには、良くも悪くも"狂気"という言葉が似つかわしい。 今年の開発者イベントGoogle I/Oでは基調講演の最中に、Google反対派の男性が「お前たち全員は、殺人ロボットを作る全体主義的企業で働いている」と叫んだ(TechCrunchが動画をアップロードしてくれている)。たしかに、この男性は、99.9%くらいの確率で気合が入りすぎていただけなのだろう。だが、残り0.1%くらいの確率で、男性は未来からやって来たジョン・コナー(映画『ターミネーター』)である可能性があると夢想しまう。そう思わせられるほど、最近のGoogleは未来に手を伸ばし続けている。 その一例が「Project Tango」。モバイル端末に搭載したカメラやセンサー類で現実世界を立体的に捉え、リアルタイムマッピングを実行することで、端末に人間並の空間認識能力を与えようとする計画だ。 Google I/Oのセッショ
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