アパレル大手の三陽商会が、2007年秋から立ち上げた雑貨ショップ「アン プリュス アン」(un plus un)のブランド展開に、ユニークな手法を取り入れている。新ブランドを作るに当たり、Emily(エミリー)とEmma(エマ)という架空の27歳女性2人の人物像を設定し、三陽商会の社員たちはEmilyとEmmaのライフスタイルに思いを馳せながら、同ショップで取り扱う雑貨や店舗のデザインに取り組んでいるのだ。エミリーとエマが普段使う雑貨を陳列し、店舗は彼女たちが住んでいる部屋、というコンセプトである。 マーケティング関係者の間では、架空の顧客像「ペルソナ」を綿密な調査を基に作り上げて、その像のために商品やサービスを設計するという手法が注目されている。アン プリュス アンで三陽商会がEmilyとEmmaを設定した取り組みはこのペルソナに似ている。ただし厳密には、顧客であるはずの日本人女性ではな
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