オール巨人さん(撮影/中西正男)この記事の写真をすべて見る 漫才界のトップランナーとして走り続けるオール巨人さん(70)。「M-1グランプリ」の審査員としても存在感を見せていますが、先月には著書「漫才論」を出版しました。今、改めて漫才についてつづった意味。そして、芸人が売れるために必要なものとは。 【写真】歴代のM-1王者の中で珍しく「誹謗中傷がなかった」お笑いコンビ * * * 去年70歳になったタイミングでね、一つの節目でもあって本のお話を頂戴したんです。 ま、タイトルが「漫才論」となると大げさになるんですけど(笑)、改めて考えた時に「漫才の本を出すんやったら今かな」と思ったんです。 というのはね、若い人の漫才もまだ今は分かる。だからこそ、ずっと「M-1」の審査員もさせてもらってきたんですけど、そこにね、ちょっとずつですけど「ん?」というところが出てきたんです。 いや、笑いの仕組み
オール巨人さん(撮影/中西正男)この記事の写真をすべて見る 今年11月で70歳になる漫才師のオール巨人さん。2月には歌手としてシングル「夢浪漫」もリリースするなど力強く歩みを進めていますが、新型コロナ禍は自らの信念を直撃する出来事だと言います。巨人さんが語る“漫才師であるためのルール”とは。 【写真】オール巨人が「新しいお笑い」と評価する若手コンビはこちら * * * 新型コロナ禍、僕らみたいな劇場芸人にはピンポイントでダメージが直撃しています。 緊急事態宣言になったら劇場もストップする。解除になって劇場を開けるにしても、無観客だったり、極端にお客さんを減らしたりで、通常営業はできない。劇場と同じように、お客さんの前で漫才をする営業はほぼゼロになってしまっている。 去年からそういう状況が続く中、ホンマにね、リアルな話を言うと、僕の収入的に言ったらコロナ禍前の10分の1です。 正直、それ
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