与謝野晶子の詩「書斎」を読みました。『与謝野晶子詩篇集』(実業之日本社1929年刊) より。青空文庫で読めます。→ 図書カード:晶子詩篇全集 与謝野晶子は878年(明治11年)大阪生まれの歌人、作家。20歳頃から雑誌に短歌を投稿しはじめ、歌会で与謝野鉄幹と出会い不倫関係になります。 鉄幹主宰の新詩社の詩友として雑誌「明星」に作品を発表。鉄幹と結婚後12人の子を産み、生活のため精力的に執筆活動を続けました。 女性の官能を大らかに歌い上げた 歌集『みだれ髪』、日露戦争に従軍した弟をうたった詩「君死にたもうことなかれ」等が有名です。 書 斎 与謝野晶子 唯(た)だ一事(ひとこと)の知りたさに 彼(か)れを読み、其(そ)れを読み、 われ知らず夜(よ)を更かし、 取り散らす数数(かずかず)の書の 座を繞(めぐ)る古き巻巻(まきまき)。 客人(まらうど)よ、これを見たまへ、 秋の野の臥(ふ)す猪(ゐ)
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