10月28日の参議院財政金融委員会で、日銀の岩田規久男副総裁は、日銀が目指す「2年程度で2%の物価上昇」の目標について「人間の行動に働きかけるのが金融政策なので、電車の時刻表のようにはできない。どうしても不確実性が大きい」と述べたそうである(日経QUICKニュース)。 また、岩田副総裁は、昨春の就任前の国会における所信表明で、2年で2%の物価目標が達成できない場合は辞職する考えを表明したことに関し、「(達成できなければ)自動的に辞めると理解されてしまったことを、今は深く反省している」と語り、「まずは説明責任を果たすことが先決というのが真意だった」と説明した(ロイター)。 この岩田副総裁の発言であるが、すでに言い訳にしか聞こえない。そもそも人間の行動に働きかけるのが金融政策というが、過去の日銀の金融政策にあれほど批判をしておいて、異次元とかバズーカとか呼ばれた大量の国債の買入れをすることで、
![日銀に問われる異次元緩和の説明責任 | 牛さん熊さんブログ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f23e7d623ed46f65c16fddd480881e2dffa527fd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpds.exblog.jp%2Flogo%2F1%2F200506%2F28%2F21%2Fe001382120131115093401.jpg)