偏微分について,高校数学の範囲で理解できるように解説します。一見難しそうな偏微分ですが,考え方は難しくありません。 f(x,y)=x2+xyf(x,y)=x^2+xyf(x,y)=x2+xy という,xxx と yyy についての関数を考えてみます。 これを「xxx 以外を定数とみなして(つまり yyy を定数とみなして)」微分すると,2x+y2x+y2x+y となります。 このように,特定の文字以外を定数とみなして微分したものを偏微分(偏導関数)と言います。つまり,この例では xxx についての偏微分は 2x+y2x+y2x+y です。 図形的には,xxx についての偏微分はその点における xxx 方向の接線の傾きです。下図は f(x,y)=x2+xyf(x,y)=x^2+xyf(x,y)=x2+xy の三次元プロットですが,その点における xxx 方向の接線の傾き(メッシュの横線の傾き