日刊ゲンダイ本紙が石川議員に独占インタビュー政治資金収支報告書虚偽記載で起訴された石川知裕衆院議員(36)が保釈後、初めて日刊ゲンダイ本紙の単独取材に応じた。検察の取り調べはどうだったのか。形式犯なのに起訴された悔しさは? 石川議員の口からは意外なセリフが飛び出した。 「このままでは死んでも死に切れない」 石川議員の話を聞いたのは議員会館の事務所だ。部屋にはベビーベッドが置いてある。子供が生まれたばかりの女性秘書のためである。検察は乳飲み子がいる女性秘書も呼んで、長時間の聴取をした。本人は逮捕、起訴され、今後、長い裁判が待っている。まず、検察が憎くないのか。 ――「いえ、私が許せないのは水谷建設の方です。なぜ、私に5000万円を渡したというウソをついたのか。彼らは東京地検特捜部もだましたのです。なぜ、そんなことをする必要があったのか。水谷功氏の脱税を隠すためなのか。それとも誰かが絵図を描き