ハイチの首都ポルトープランス(Port-au-Prince)の北、サルト(Sarthe)に国境なき医師団(MSF)が作った診療所で休むコレラ患者(2010年12月22日撮影)。(c)AFP/Thony BELIZAIRE 【12月23日 AFP】10月中旬からコレラが猛威をふるっているハイチで、ブードゥー教の祭司がリンチを受けて殺害される事件が相次いでいる。 県のほぼ全域でコレラが発生した同国南西部グランダンス(Grand'Anse)県では、魔術を使ってコレラを流行させたと住民から恐れられたブードゥー教の祭司14人を含む40人が殺害された。他の県でも同様の理由で5人が殺された。 グランダンス県で調査にあたった文化・情報省の担当者によると、犠牲者の多くは石を投げられたり、マチェーテ(山刀)で斬りつけられたりした上で、通りで焼かれたという。 マリー・ロランス・ラセグ(Marie-Laurenc