後編では、水分摂取時に気をつけたいことを書いてみます。尚、この記事に書かれた内容は生理学、生化学の基礎を踏まえておりますが、どらねこ個人の見解を含む読みものとして受け取ってください。何らかの参考になれば嬉しいです。 【脱水タイプ別の基本的対応法】 図中に対応法を書きましたが、大切なのは脱水の原因を除去することだと思います。アタリマエなのですが、原因が無ければ脱水はおこりませんし、原因をそのままにしていては、脱水を繰り返すことになります。また、原因によっては基本の対処方法が不適切になる場合もあります。 例)糖尿病の高血糖による脱水症状 血糖値が高くなることで血液の浸透圧が高くなり、体内全体では水分は足りていても細胞内では脱水状態という事になります。これは水分を補うだけではだめで、血糖のコントロールが優先されますね。 以上のように、水が足りないからといって、ただ単に水をガブガブ飲めば良いという