タグ

ブックマーク / ascii.jp (96)

  • ニコニコ動画「Nsen」にあって、au「LISMO unlimited」にないもの (1/4)

    ニコニコ動画がリニューアルし、プレミアム会員向けに提供が始まったZEROプレイヤーの評判が散々な中で、新しいサービス「Nsen」はまだまだ地味ながらも好評のようだ。 Nsenは、ユーザーからのリクエストを受けてニコニコ動画内のコンテンツをストリーミングするサービスで、いわゆるインタラクティブ型のネットラジオのようなもの。自分の選んだ曲を皆に聴かせ、その選曲がリスナーから評価されるという意味では、turntable.fmに端を発するWeb DJシステムにも近い。

    ニコニコ動画「Nsen」にあって、au「LISMO unlimited」にないもの (1/4)
  • なぜバイドゥはSimejiを買ったのか? 開発者から真実を聞く (1/4)

    2011年12月13日、予想外の企業がAndroid向け日本語入力メソッド「Simeji」の買収を発表した(関連記事「バイドゥ、IMEの「Simeji」を取得しスマホ市場に殴り込み!」)。その企業とは百度(バイドゥ)。中国国内においてはGoogleを抑え1位のシェアを、世界でも第3位のシェアを誇るという。 買収から約4ヵ月が経ったが、Simeji開発者は百度に入り、何を感じ、どう行動したのか? ここに興味を持ち、今回のインタビューをお願いした。お相手をしてくれたのはSimejiの開発者であるモバイルプロダクト事業部部長の“Adamrocker”氏こと足立昌彦氏、そしてデザイナーであるモバイルプロダクト事業部マネージャーの矢野りんさんだ。 買収されようと思ったきっかけは一体何だったのか。そして日でもあまり内部の様子が聞こえてこない百度とはどんな会社なのか。まずは、このあたりから話を聞いてい

    なぜバイドゥはSimejiを買ったのか? 開発者から真実を聞く (1/4)
  • ノマド化する音楽レーベル――「LOiD」消滅と復活の物語 (1/5)

    かつてAVEXグループ傘下のレコード会社ハッチ・エンターテイメントに、「LOiD」と呼ばれるレーベルがあった。ネット出身のアーティストを起用し、独自の企画で音源化するスタンスで、ファンからの人気も高かった。 しかし2010年末、ハッチ・エンターテイメントのAVEXへの吸収合併によりLOiDレーベルも消滅。すべてのタイトルは市場在庫だけとなり、ダウンロード音源の配信も停止した。 ところが。LOiD消滅から約1年と4ヵ月、なぜか「しんがー・そんぐ・らいてぃんぐ(LOiD-03)」※というタイトルのコンピレーションCDが、ビクターエンタテインメントから発売されることになった。普段は合成音声で作品を作っているクリエイターに、自分自身の声で持ち曲を歌わせてみた、という内容のアルバムである。 このアルバムタイトルに付いている「LOiD」とは何なのか。それがビクターからリリースされるのはなぜ? そこで、

    ノマド化する音楽レーベル――「LOiD」消滅と復活の物語 (1/5)
  • 消えゆく日本文化、若者につなげ ニコニコ動画に“再生”の灯 (1/4)

    今年で5周年を迎えた投稿動画サービス・ニコニコ動画。日常のクスッと笑ってしまう場面から、自作の歌や曲、ダンスや演奏など、数えきれないほどのジャンルの作品が投稿され、10~20代の支持を受けて成長してきた。 そんなニコ動で今、面白い現象が起こっている。若者文化とは縁遠そうな伝統芸能系動画が驚くほど支持されているのだ。中でも最も有名なのは、昨年8月に投稿された「【邦楽BadApple!!】傷林果」(しょうりんか)だ。 三味線の杵家七三(きねいえ なみ)さんをはじめ、箏、尺八、太鼓という和楽器で構成された「杵家七三社中」が、ニコニコ動画で非常に人気の高い同人ゲーム「東方Project」(以下“東方”)のBGMをアレンジした「Bad Apple!! feat. nomico」を演奏している。なぜ伝統芸能のプロが同人ゲームBGMなのか。そしてなぜ音もPVもこんなに“気”なのか。 その「先生、なに

    消えゆく日本文化、若者につなげ ニコニコ動画に“再生”の灯 (1/4)
  • 音楽を危機から救うか、「タワレコのPOP」的なWebサービス (1/5)

    発の音楽ジュークボックス「Music Surf」が昨年末にスタートした。 Webインターフェースで、音楽ソースはYouTubeの動画を使っている。「turntable.fm」のようなWeb DJサービス特有の敷居の高さもなく、日国内からのアクセスが禁止された「pandra」のようなマッチングシステム付きのストリーミングラジオを代替するものとして、注目すべき存在だ。 まず自分の聴きたいアーティストや曲を検索し、その曲が気に入ったら「イイネ!!」、似た曲が探したかったら「Surf!!」ボタンを押すと、YouTubeの中から似た曲を自動検索してきて再生が始まる。そうやってクリックを繰り返していくうちに、自分が普段聴いているものに近い音楽や、好きな新しい音楽が何となく見つかっていくというもの。

    音楽を危機から救うか、「タワレコのPOP」的なWebサービス (1/5)
  • 14歳ドラム動画が1700万再生、世代超えるYouTubeの音楽 (1/7)

    「演奏してみた」動画にもすでに歴史がある。その開祖と言われるのが「ティッシュ氏」と呼ばれるベーシスト(Springmercury)だ。YouTubeにアップロードされた、アニメ「らき☆すた」のオープニング曲「もってけ!セーラーふく」のプレイで一躍脚光を浴び、その画面の中にティッシュの箱が映っていたことから、この名前で呼ばれるようになった。 ティッシュ氏の登場以降、ニコニコ動画では「演奏してみた」が興り、画面の中にティッシュを置くのが流行りとなる。我々が取材した範囲で言えば、泣く子も黙る変態ベーシストのH.J.Freaks(関連記事)もそうだし、あの麗しのティッシュ姫(関連記事)も画面の中にティッシュを置いていたことから、その名前が付いたという。 一方、いまYouTubeで人気を集めているのが、新進気鋭の女子ドラマー、川口千里さんだ。1997年生、14歳の弱冠過ぎる中学生である。YouTub

    14歳ドラム動画が1700万再生、世代超えるYouTubeの音楽 (1/7)
  • ニコ動出身アーティストが武道館に立つ日が来た! (1/5)

    11月28日、東京・九段下にある武道館では、柴咲コウさんのワンマンライブが開催されていた。9月22日からスタートした全国ツアー「Kou Shibasaki Live Tour 2011 "CIRCLE & CYCLE"」の最終公演で、集まった約8000人の観客を大いにヒートアップさせた充実の内容だった。 そのライブの中盤に出演していたのが、柴咲コウさん、ニコニコ動画出身のアーティスト・DECO*27さん、音楽プロデューサーのTeddyLoidさんという3人からなるユニット「galaxias!」だ。10月に結成して、11月23日にデビューアルバム「galaxias!」をリリース。2度のシークレットライブを経て、いきなり武道館に進出という驚異のスピードで活動の場を広げている。 筆者は過去にインタビューしたDECO*27さんが登場するということで、「ボカロPもついに武道館に初進出かー!」とホイホ

    ニコ動出身アーティストが武道館に立つ日が来た! (1/5)
  • 決定版!絶対見るべきニコニコ動画2011【ボカロ編】 (1/4)

    2011年、ニコニコ動画は去年につづき“飛躍”の年だった。台湾でライブイベント「ニコニコ大会議」を成功させ、六木に180度フルLEDのライブハウス「ニコファーレ」を立ち上げたりと、1年を通じて目が離せなかった。この特集では、今年ニコニコ動画に投稿された中から、絶対にチェックしておきたい動画50を、今日から3日間に渡って紹介していく。 初日のテーマは、歌声合成ソフト「VOCALOID」&「UTAU」! 最新版「VOCALOID 3」が発売されたり、ロサンゼルスで初音ミクのライブ「MIKUNOPOLIS」が開催されたりと、合成音声が盛り上がった2011年。果たしてどんな名曲が生まれたのか、VOCALOID好きにはおなじみのネットラジオ「VOCALOID聴き専ラジオ」メンバーの選んだ20曲をどうぞ! 十面相 colorful ver. - YM YM自信の人気ナンバー「十面相」に、VOCAL

    決定版!絶対見るべきニコニコ動画2011【ボカロ編】 (1/4)
  • 楽器で“つぶやく”のが楽しい!スマートシンセ「iKaossilator」 (1/5)

    元祖ガジェット楽器のiPhone/iPadアプリ化で話題を呼んだ「iKaossilator」(iTunes)に、早くもバージョンアップ版が登場した。 Web経由でループが共有できるようになり、元祖KAOSSILATORとは違う方向へ進化し始めているようだ。今回はそのミニレビューと、KAOSSILATORを企画したKORGの坂巻匡彦さん、iKaossilatorを開発した井上和士さんのインタビューをお届けしよう。 KAOSSILATORは「楽器が弾けない人でも最新のシンセサウンドと演奏が楽しめる」ことを目指し、鍵盤を廃してタッチパッドに絞った画期的な楽器だった。キーとスケールを設定すれば、タッチパッドを触るだけで音楽的な演奏ができ、片手で持てるサイズと電池駆動でモバイル性も高く、かつ定価2万円強という低価格で登場し、大ヒットとなった。 このKAOSSILATORのインターフェイスを思わせるよ

    楽器で“つぶやく”のが楽しい!スマートシンセ「iKaossilator」 (1/5)
  • 科学と財布の限界を超え、初音ミクを“3次元”に (1/5)

    暗闇の中、1枚の透明なスクリーンに初音ミクが浮かんでいる。ちょっと手を伸ばせば、長い髪にもさわれそうだ。透明スクリーンの中から、“彼女”がこちらに出てきてくれている。妄想でも幻覚でもなく、最新の立体映像技術によって。 スクリーンに映像を出しているのは23台のプロジェクター。市販のビジネス用プロジェクターだ。特殊な合成処理を施した23枚のCGを、やはり特殊な加工を施したスクリーンに投影すると、映像の部分部分が重なり合い、あたかもそこに物の“ミクさん”がいるような映像が合成される※。 開発者は浜松市に住むAono.Yさん(25)。「Future Vision Projector」(FVP)と名付けられたこのシステムは、Aonoさん曰く「たぶん世界初」。複数台のプロジェクターを使った立体映像技術は以前からあったが、透明なスクリーンで、しかも理論ではなく実際に立体映像を映せたのは初めてという。

    科学と財布の限界を超え、初音ミクを“3次元”に (1/5)
  • KORGは「けいおん!」を本気で愛していた (1/7)

    ギターやベースに差し込み、ヘッドホンをつなぐだけで格的なアンプのドライブサウンドが楽しめる。VOX「amPlug」シリーズは、深夜の練習やリハーサル用のヘッドホンアンプとして人気が高い。AUX端子にiPodを接続すれば、好きな曲をバックに演奏できるので、特に楽器を始めたばかりの初心者にはうってつけのアイテムだ。 VOXはイギリスに拠を置く楽器メーカーで、ビートルズが使ったアンプ「AC30」や、ジミ・ヘンドリックスが使ったワウペダルなど、ロック史に残るサウンドを創ってきた名門ブランドである。そのVOXブランドを冠するだけあって、たとえ小さく安価な製品でも、その出音は期待を裏切らない。 amPlugシリーズには、実在のアンプをシミュレートしたものや、ジョー・サトリアーニのシグネチャーモデルなど、すでに数多くのシリーズバリエーションが存在するが、そこに「けいおん!」シリーズが加わった。最初は

    KORGは「けいおん!」を本気で愛していた (1/7)
  • 初音ミクは日本の伝統芸能だった (1/6)

    初音ミクは文楽(人形浄瑠璃)だったらしい。写真は『艶容女舞衣』 冨田人形共遊団(滋賀県長浜市) photo: Wikipedia “Osonowiki” CC BY Ellywa なんとボカロは日の芸能の王道だった、というのが今回の話。 「なんか初音ミクってのが流行ってるんだって。よく分からないけどアニメみたいなキャラクターが歌う、バーチャルアイドルみたいなものらしいぜ」 というのが世間一般のイメージなのだろう。もちろんイラストとして良くできている、可愛い、といったあたりは見た通りだが、ボーカロイド文化を支える普遍的装置(もう4年も人気が衰えないのだから、そう言って差し支えないだろう)としてこのキャラクターが機能し続けている理由が、正直言って私にも良く分かっていなかった。 それはアイドルに入れ込んだ経験がないこと、宇宙戦艦ヤマトを経験しているはずのオタク第一世代であるのに、そうしたものを

    初音ミクは日本の伝統芸能だった (1/6)
  • ニコ動の“ボカロ廃”が本気を出したポータルサイトが登場 (1/4)

    今や音楽シーンにはなくてはならない要素となった「VOCALOID」(ボーカロイド)。初音ミクが発売され、大ブレイクを果たしたのはもう4年前の話になる。初音ミクの曲はCDとして発売されればオリコンにランクイン、カラオケに入れば上位曲を独占。CGのバーチャルライブは数千枚のチケットが即完売と、瞬く間にスターダムを駆け上がっていった。 その背景にいるのは、作曲家である“ボーカロイドプロデューサー”たち(「初音ミクをプロデュースしている」という意味での俗称)、そして、アマプロ不問の投稿(ポスト)ムーブメントを支え、ボカロ文化を育んできたニコニコ動画だ。 今年7月、そんなニコニコ動画の一角に「ボカロ音楽」というボーカロイド専門のページが登場した。このページの裏にはどんなねらいがあったのか。ドワンゴ ユーザー文化推進部 “あべちゃん”さんと、企画開発セクション マネージャーの坂将樹さんに話を聞いた。

    ニコ動の“ボカロ廃”が本気を出したポータルサイトが登場 (1/4)
    B-SAKATU
    B-SAKATU 2011/11/21
    kosyuさん雇えばいいんじゃないかと思ったけどボカロ限定じゃ厳しいか(本人的に)。
  • 「けいおん!」「ボカロ」なぜコンビニに――ローソンの“本気” (1/4)

    ボーカローソン(VOCALAWSON)である。 最近のローソンは一体どうなっているんだ? と首をかしげている向きも多いのではないか。「エヴァンゲリオン」「けいおん!」「魔法少女まどか☆マギカ」と、アニメをテーマしたキャンペーンを立て続けに展開。お店に行けば、いつも何かしらアニメのキャンペーンをやっている状態だ。 そんな中、“ローソン×伊藤園×VOCALOIDキャンペーン”が9月13~26日に展開された。伊藤園の対象商品を買うとイベントへの招待や、ギター、MP3プレイヤー、ボカロ曲入りのCDなど、オリジナルグッズの抽選に応募できるというものだが、気合いの入りっぷりが尋常じゃない。 それに先立ち、ニコニコ動画にコンビニ業界初となるローソンチャンネルを設定。そのナビゲーター役として「ローソンクルー♪あきこちゃん」の3Dキャラクターと、オリジナルのボーカロイド「あきこロイドちゃん」を開発。さらに、

    「けいおん!」「ボカロ」なぜコンビニに――ローソンの“本気” (1/4)
  • 「性別は姫」――美脚すぎるベース弾き、ティッシュ姫 (1/7)

    なんか最近、妙にベースのうまい女の子いないか? いや、あれはどう考えても男だろ。いやいや、あの綺麗な太ももはただごとではないぞ。いやいやいや、お前あの指ちゃんと見れ。 2007年10月、ニコニコ動画に「涼宮ハルヒの憂」長門有希のコスプレで登場して以降、その人心を惑わす女装プレイ(ただしベース)で話題になったのが、もはや説明無用の「ティッシュ姫」である。 “演奏してみた”系のプレイヤーとして、もはやニコニコ系のライブイベントには欠かせない存在で、ファンも若い女の子からおっさんまでと幅広い。最近は演奏動画の投稿はめっきり減ったが、「王族バンド」「BabyDollSymphony」※の2つのバンドで、ライブや制作活動に力を入れている。 彼女(あるいは彼)こそニコニコ動画に跋扈する変態ベーシストの最右翼に位置している。かの半島にH.J.Freaks(インタビュー記事)がいるなら列島には姫がいるぜ

    「性別は姫」――美脚すぎるベース弾き、ティッシュ姫 (1/7)
  • 日本とニコ動を愛する韓国の“変態”ベーシスト、H.J.Freaks (1/8)

    ベーシスト、あるいはベースという楽器にどんなイメージをお持ちだろうか? 高度な音楽的知識と技術なしには成り立たない、バンドサウンドを決定づける重要なパートである。 が、主役はボーカリストやリードギターに持っていかれ、ともすれば安いスピーカーでは聴き取れない、まるで空気のように地味なもの。残念ながらそんな風に捉えられることもなくはない。確かに一部の天才やイノベーター以外は、いまひとつスポットライトが当たらないのも事実であろう。 ところが我が国のニコニコ動画では、妙な感じで存在感を示しているのがベースという楽器、そしてベーシスト達である。呆れ返るほどのテクニックを持ち、難しいフレーズも平然と弾きこなしてしまう彼らベーシストに共通するキーワードがひとつある。 それは「変態」※。 ※ もちろんマトモな方も大勢いらっしゃいます。 ニコニコ動画で一番有名なベーシスト、「H.J.Freaks」はその変態

    日本とニコ動を愛する韓国の“変態”ベーシスト、H.J.Freaks (1/8)
    B-SAKATU
    B-SAKATU 2011/10/23
    これはいい変態
  • ここがライブの終わりと始まり――「デPフェス」渾身のCD2枚組 (1/4)

    ボーカロイドを使ったインターネット時代のトラックメーカー、いわゆる“ボカロP”として初となるライブアルバム「デPフェス!!」が、ついに日8月13日発売となった。 2011年4月9日(死球の日)に高円寺HIGHで行なわれた、前代未聞のボカロPソロライブ「デPフェス!」の模様を収めたCD2枚組。鬼才が集まるニコニコ動画でも難曲で知られるデッドボールP(デP)の曲を、すべて“人力”でやりきるという企画そのものはまさに無謀。ゆえにその記録がエンターテイメントであるような、最近としては珍しい正真正銘のライブなアルバムになっている。 記事が掲載される頃、デPは夏コミの会場でこのアルバムを売っているはずだが、とらのあな、アニメイトの通販でも購入できる。ボカロPのライブは東京や大阪など大都市圏が中心で、チケットは基即完。聴けるチャンスはかなり少ない。こうしてパッケージになる意味は大きい。そしてボカロシ

    ここがライブの終わりと始まり――「デPフェス」渾身のCD2枚組 (1/4)
  • 「普通なら絶対ありえない」バンド、ニコ動とミクから誕生 (1/4)

    ニコニコ動画から生まれたet nu(エヌ)というバンドが、ファーストシングル「N」を発売した。 エモーショナルなボーカルと、それを支える高度にテクニカルなバンドサウンドは、今までの「アマチュアだけどよくできている」という甘い基準を超えたところで評価されなければならないはずだ(クロスフェードデモ)。 それも当然の話で、このバンドでギター・ボーカルを担当するナノウさんは、インディーズシーンで活躍する現役のバンドマンでもある。その彼がたまたまボーカロイドを使った曲をニコ動に投稿したのが、このバンドのきっかけになった。 彼はライブイベント「ドキッ☆ ボカロ曲だらけの生ライブ」(関連記事)に出演することになり、自身の曲を演奏するため、ルシュカ(Key)、町屋(Guitar)、nim(Bass)、安定型アンパンマン(Drums)の4人を急遽集めた。それぞれニコ動界隈でも有名な奏者ばかりで、個々に音楽

    「普通なら絶対ありえない」バンド、ニコ動とミクから誕生 (1/4)
  • ライブ年間25回、使う楽器は「ニンテンドーDS」?! (1/5)

    あれは何だ? 鳥だ! 飛行機だ! いや、ヅラをかぶって少し腹が出ているから、それは失礼ながらサイモンガーさんだ! ニンテンドーDSを片手に歌って踊る、おそらく世界で唯一のモバイルファンク芸人、それがサイモンガー氏である。卓上にモバイル楽器を並べ、スタンドアップコメディーのように、ファンキーな曲に乗せて「母親のパンチラは死んでも見たくない」など、何だソレなフレーズを繰り出す。 もともとサイモンガー&ファンクというバンドで活動していたが、諸事情あってバンドは休止中。そこでモバイル楽器を使い、サイモンガー・モバイルへ転身した。 3.11以降の電力事情にも耐える軽装備でありながら、打ち込みガジェットが音源とは思えないアガるパフォーマンスを披露する。 絶妙な間合いのMC。計算されたアクション。歌詞では何だソレと思わせておきながら、ファンクミュージックの数々のクリシェを含む、洗練された音選びのセンス。

    ライブ年間25回、使う楽器は「ニンテンドーDS」?! (1/5)
  • 1600人動員、収益ゼロの「成功」――ネットが変えるライブ産業 (1/5)

    普段はDTMで曲を作っているボカロPが、バンドを組んでステージに上がる。そんな画期的なイベント「ドキッ☆ ボカロ曲だらけの生ライブ 〜Pもあるよ〜」(略してドキ生)が、7月16日・17日の第8回開催をもって最終回を迎える。 2009年5月から現在までに計7回。「ドキ生アコースティック」と銘打った小規模編成のライブも計3回行なわれてきた。その間、このイベントがボカロシーンにもたらしたものは大きい。ボカロPには人前に立って演奏する面白さを提供し、またボカロファンにはさまざまなアレンジで演奏する生バンドの楽しみ方、ライブという場の面白さを教えた。 今では同様のイベントも増えてきたが、ドキ生はアマチュアのイベントながら回を重ねるごとにグレードアップし、Pやファンの支持も厚かった。そんなイベントが、このタイミングでなぜ終わってしまうのか。ドキ生の主催者である、アカサコフ(にいとP)に話を聞いた。 第

    1600人動員、収益ゼロの「成功」――ネットが変えるライブ産業 (1/5)