平和国家じゃない、戦争に加担する日本/フリーランスエイドワーカー・高遠菜穂子さんに聞く 2018年01月13日 11:39 文化・歴史 主要ニュース イラク戦争の教訓忘れないで ―何でイラクなんか行くの? 危ないじゃん。 「そう言われるだけで泣きそうだった。とにかく日本人を無視しようと十数年。外国にいるほうが楽だった」 今日の世界人口75億人。その内113人中の1人にあたる6560万人が避難民とされている。「この人たちを支える仕事がなかったら地球は破滅する。実は世界では多くの人が携わっていて、ジュネーブに行くと誰も驚かないしましてや『何でイラクなんかに』だなんて言われない」。 高遠菜穂子さんは2000年からフリーランスエイドワーカーとしての人生をスタートし、03年3月20日イラク戦争の開戦から2ヵ月後、ジョージ・W・ブッシュによる「大規模戦闘終結宣言」を受け5月1日からイラクに入った。04
国連は8日、イラク軍による過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦が最終段階に入った北部モスルのIS支配地域から脱出しようとして、ISに殺害された住民が先月26日以降、少なくとも231人に上ると発表した。またISを狙った空爆でも住民50~80人が死亡したという。 国連人権高等弁務官事務所によれば、5月26日にモスル西部のIS支配地域から逃げようとした住民27人を殺害。今月1日にも少なくとも163人が殺害された。戦闘が続き、遺体は数日間路上に放置されたという。3日には41人が殺された。 イラク軍は5月25日、ISへの総攻撃開始を前に、取り残されている住民に退避を呼びかけるビラを投下していた。 5月31日には空爆で住民が死亡したとされる。国連はイラク軍と有志連合に対し、民間人を巻き添えにしないよう求めた。(アルビル〈イラク北部〉=翁長忠雄)
イラク政府軍がイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の主要拠点である北部モスルの奪還作戦を進める中、ナブルス地区から逃れる家族(2017年3月12日撮影)。(c)AFP/AHMAD AL-RUBAYE 【3月13日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の主要拠点であるイラク北部モスル(Mosul)の奪還作戦を進めているイラク政府軍は、市外につながる最後の道路を制圧し、ISの戦闘員を市内に閉じ込めた。米主導の対IS有志連合の特使が12日明らかにした。 有志連合の調整役を担う米国のブレット・マクガーク(Brett McGurk)特使はイラクの首都バグダッド(Baghdad)で記者会見を開き、「モスル北西のバドゥシュ(Badush)のイラク陸軍第9部隊が昨夜、モスルと市外を結ぶ最後の道路を制圧した」と述べた。 現在、モスル西部ではイラク軍や政府側の民兵が、市内では2つの特殊部隊と連
パリであった出来事を知ったのは事件から10時間経ってから。仕事が忙しくてニュースを見ておらず、そしてびっくりした。一番気になったのはパリに住んでいる友人たちの安否で、皆が大丈夫だと知って安心した。 そして、色々と情報を見るなかで見つけたIndependentのチャートに考えさせられた。2013年において、テロで亡くなった16,245人のうち、どの人たちがいちばん亡くなったのかについて示している。一位のイラクでは5000人以上が亡くなっている。 もちろん、悲劇は比較するようなものでもなくて、「アラブ諸国で殺されている無実の人がより多いのだから、西側諸国は黙れ」みたいな言説はおかしいと思う。そういうのはとても嫌いだ。悲劇の本質のひとつは比較不可能性にあると僕は思う。 とはいえ、声の大きい人々の間で起きた悲劇が大きく伝えられる一方で、全く代弁もされずクローズアップもされず死んでいく人(殺されてい
安倍総理大臣は、ニューヨークで開かれている国連総会で、日本時間の30日に行う一般討論演説で、中東各地から難民がヨーロッパに押し寄せている問題を踏まえ、ことしは去年の実績の3倍に当たる、およそ8億1000万ドル(日本円にして972億円)の支援を行うなど、シリアやイラクの難民支援を一層拡充する方針を示すことにしています。 この中で、安倍総理大臣は、中東各地から難民や移民がヨーロッパに押し寄せている問題について、「私たちの目の前で、命を賭してでも恐怖から逃れようとする人々が現れてやまない事実がある」と指摘し、各国に結束して問題に対応するよう呼びかけることにしています。 そのうえで、安倍総理大臣は、100万人以上の難民を受け入れているレバノンに対し、200万ドル(日本円にして2億4000万円)、中東からヨーロッパへの難民の通過点となっている旧ユーゴスラビアのセルビアやマケドニアなどに対し、およそ2
過激派組織IS=イスラミックステートが勢いを盛り返すなか、自爆攻撃を試みて拘束された外国人戦闘員の男がNHKの取材に答え、「『自爆攻撃は、宗教的により高い価値がある』と教えられた」などと証言しました。 このうち、爆発物を積んだトラックで自爆攻撃を仕掛けて失敗したチェチェン人の26歳の男は、自爆攻撃の方法について「アラビア語は分からなかったのでビデオで教えられた。トラックの車内にあるボタンを押すと自爆する仕組みだった」と説明しました。 そして「IS幹部からは、『戦闘で単に死亡するよりも、自爆攻撃は宗教的により高い価値がある』と教えられていた」と証言しました。 またクルド部隊との戦闘の際に拘束されたイラク人の20歳の男は、ISに加わった動機について、「イラク政府が、自分たちスンニ派を抑圧しているのを見て、銃を取って戦いたいと思った」と話しました。 戦闘員の証言からは、ISが信仰心や宗派間の対立
【カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が大部分を制圧したイラク西部アンバール県の要衝ラマディ奪還に向け、イラクのアバディ政権が、シーア派民兵組織やそれを後押しするイランへの依存を深めている。シーア派民兵は政府軍よりも士気が高いとされるが、スンニ派が多数派の同県でシーア派の存在感が増すことは、住民の反政府感情に拍車をかける恐れがある。 ロイター通信などによると、ラマディ近郊の軍基地にはここ数日、数千人規模のシーア派民兵が集結し反攻を準備。20日未明にはイスラム国部隊との間で小規模な戦闘も発生した。 政府軍がイスラム国の攻撃で潰走してラマディを失い、威信が低下しているアバディ首相にとって、ラマディ奪還は目下の最優先課題だ。その中で、自身と同じシーア派は最も頼りになる存在だといえる。 ただ、スンニ派が支配的なアンバール県での戦闘にシーア派を大量投入するのは、今後の火種ともなり
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