竹内幹ゼミでは定番図書を読んでもらうことにしています。私のような人間が”定番図書”を読めと人に押し付けるなんて身の程知らずの思い上がりだ。と思っているのですが、ある試みの失敗を経て、現在のやりかたに変えました。その試みとは...。ゼミ選考の提出書類に、「ゼミ生への推薦図書」を書いてもらっています。薄いっぺらいビジネススキル本を書かれてはつらいので、西暦2000年以前に出版されたもので、自分にとって大事な本、他のゼミ生におすすめしたい本、を紹介してもらっています。やっぱり若いときに、そういうものに触れてほしいと思うので(と、私自身、若いときからそう思っています)。あるとき、思いきって、ゼミのはじめに図書カード1人3000円を配りました。合計24000円を私のポケットマネーで。そして、「ゼミ生への推薦図書」を教員の私が読んで、つらつらと感想文を書くことにしました。ゼミ生同士でも推薦図書を読み