社会と書評に関するBUNTENのブックマーク (5)

  • 「在日外国人の問題は対岸の火事」平然と差別発言を垂れ流した芥川賞選考委員の文学性 - wezzy|ウェジー

    第157回芥川賞は、この春に文學界新人賞を受賞した沼田真佑「影裏」に決定した。毎回、芥川賞選考会後には、受賞作をより積極的に推した選考委員が会見を開いて選考経過を述べるのが慣例になっているが、今回会見した高樹のぶ子委員が「大変な対立、ほとんどケンカ状態で。かなり長く選考委員をやっていますが、当に疲れ切って……」(FNNニュース)と発言していたこともあり、どのような議論が巻き起こったのか、「文藝春秋」誌に掲載される芥川賞選評を待ち構えていた。 結果、一人の選考委員の、議論以前の選評を読んでうなだれることになった。宮輝選考委員による、候補作の一つ、温又柔「真ん中の子どもたち」に対する選評である。台湾・台北に生まれ、3歳の頃から日で過ごし、台湾語混じりの中国語を話す親のもとで育った著者が記した、言語の越境を問う小説。宮は選評にこのように書いた。 ************** 「これは当事

    「在日外国人の問題は対岸の火事」平然と差別発言を垂れ流した芥川賞選考委員の文学性 - wezzy|ウェジー
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    BUNTEN 2017/08/17
    「在日外国人の問題は対岸の火事」日本語使いの中にこういう無神経な者がいることに戦慄する。▼敗戦時、植民地出身で外地人の血統を継ぐ日本在住者に選択の機会すら与えず日本国籍を奪った日本の行動を想起する俺。
  • スカーレット・オハラを全力で擁護する - Commentarius Saevus

    えーっ、たまたまこんなエントリが目に入った。 「ライトノベルに携わる人々は今一度「風と共に去りぬ」を読むといい」 私、これの前半で扱われているライトノベルについては全く知識がないので何も言う資格ないのだが、後半の『風と共に去りぬ』に関するくだりにすごい驚愕した。 …以下引用… 「小説に限らずなんでもそうなのだが、当の面白さや楽しみというのは、苦みや痛みと不可分なものである。コーヒー当のおいしさは苦みの中にこそある。小説の面白さは、感情移入しにくい、むしろ嫌悪感さえ抱かされるような、強烈で個性的なキャラクターの中にこそあるのである。 例えば、「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラは、冒頭では、あらゆる読者から眉をひそめられそうな性格をしている。彼女はなにしろ友人の恋人に横恋慕し、あまつさえその友人を陰ではバカにし、悪口を言い、蔑んでいるのだ。 だから、たいていの読者は最初スカーレット

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    BUNTEN 2009/07/11
    ↓スカーレットのような魅力的な女性が嫌いな男はたぶんいないと思うが、凡人の俺は彼女に振られる凡庸な男の方に感情移入するから(略)。
  • 「自閉症の社会学―もう一つのコミュニケーション論 (世界思想ゼミナール)」 - リツエアクベバ

    自閉症の社会学―もう一つのコミュニケーション論 (世界思想ゼミナール) 読んだよ、読んだ、読んだ。おもしろかった。 あのね、「自閉症の」っていうタイトルになっているんだけれど、さあ自閉症を学びましょう的ハウツーじゃないの。そういうなんていうかこっち側からあっちを見てますってなもんじゃないの。自閉症に見られる行動や社会との接し方をとらえて、そして多くの人が「普通」ととらえている社会を解明していく。そしてまた自閉症に戻りという「行ったり来たり」。 おもしろかったんだけど。障害や自閉症に関して、手っ取り早いなんだかんだを書籍から手渡して欲しいと思う層にはまだるっこしいと思われるかもしれないとも思った。要は、知的障害とはなんぞや自閉症スペクトラムとはなんぞやみたいなこと自体を考えていくことに「いつしかはまってしまった」層に、ものすごく美味しくいただける書籍という感じ。ひとつひとつの章から学べるも

    「自閉症の社会学―もう一つのコミュニケーション論 (世界思想ゼミナール)」 - リツエアクベバ
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    BUNTEN 2008/11/17
    「多くの人が「普通」ととらえている社会を解明していく。」実はこっそり読んでいたが、面白いポイントは私にもここだった。常識をかき回される喜びというか、そんなの。
  • 深町秋生の序二段日記

    闇金ウシジマくんはこれまでも何度も取り上げてるが、最新刊12巻を経て、さらにぐっと文学性が増し、なんだか手の届かない高みに達した感があり、びっくりしてしまった。 連載当初こそはトサン(十日で三割)というハッタリ感ばりばりの闇金世界と、コミックらしい味付け濃い目のキャラクター、それにギトギトの暴力描写、倫理や道徳を軽くフライングした世界観で世の暴力グルメの舌を満足させてきたのだが、ついに最近では文化庁メディア芸術祭推薦作品に選ばれるなど(「いかにこの国がダメになっているのかを執拗に描いた作品に、国が優秀作品として推薦してしまうのだからなかなか懐深いというか。まあ別に役人が選んだわけではないんだろうけどかなり喜劇だ)、徐々にこのマンガは変化しつつある。 初期は最低なヤンキーや、怠惰なニート、ショッパホリック(買い物中毒)に陥ったOL、パチンコ狂いのフリーターなどの生態を濃密に描き、彼らに懲罰を

    深町秋生の序二段日記
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    BUNTEN 2008/09/05
    日本社会の現状を描いた作品らしいが、既に転落済で極貧の俺には購入資金がない。そういうわけで、数年後にブックオフの100円棚に並ぶことを期待してメモというかぶくましておく。
  • いじめっ子だった保坂和志 - jun-jun1965の日記

    保坂和志の『書きあぐねている人のための小説入門』というのは、 (活字化のため削除) 保坂は最初のほうで、いじめられっ子のような人間こそ小説を書くべきだが、自分などはそれどころかいじめっ子だった、と書いている。私は保坂の小説に感心したことがなく、何かほっとした。いじめっ子だった奴の書いた小説になど感心したら、情けないしね。 保坂は執拗に、ネガティブな経験などを描くな、と繰り返している。私はむしろ、ネガティブなことを進んで書くべきだと思っている。最後の方になると、「自分をいじめた小学校の同級生へのうらみつらみ」などを小説にすることを批判して、それは「小説という形式を利用しているだけではないのか」と書いている。利用して何が悪いのか。小説というのは、何でも書ける形式である。古来、数多くの作家が、小説という形式を使って、政治や社会を諷刺したり、批判したりしてきた事実を、保坂は無視している。だが、保坂

    いじめっ子だった保坂和志 - jun-jun1965の日記
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    BUNTEN 2008/07/07
    猫猫先生とは意見が合わないことがほとんどなのだが、このエントリだけは絶賛に値する。m(_@_)m もちろん、俺がいじめられっ子だからである。\(^o^;)/
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