前回記事で取り上げた兵庫県小野市の福祉給付制度適正化条例の全文を、参考資料としてここに公開します。赤色下線部の記述からも分かるように、単に生活保護だけでなく、児童扶養手当も含め福祉給付制度そのものを対象に、ギャンブルのみならず、その他の遊技・遊興(つまり趣味)の使い道にまで干渉し、「支出の節約を図」れと指図するものである事が分かります。要するに受給者を一人前の人間と見做していないのです。 ここにこそ、この条例案の本質があります。生活保護削減自体許しがたい事ですが、それだけに止まらず、世論受けする生活保護削減を突破口に、公的福祉や社会保障の制度全体を、人権保障から単なる恩恵に変質させる事を狙っているのです。「お前みたいな奴でも税金で生かしてやっているのだから、四の五の文句を言わずに有難く戴け」という訳です。のら犬・のら猫じゃあるまいし。正に人を動物扱いするものであり、人権蹂躙も甚だしいと言わ
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