長く繁盛を持続させている店は、店全体がよく整理されていて、全体が与える印象がまとまっています。外観、内装、什器備品、食卓、食器、ユニフォーム、人の立ち居振る舞いや話し方、そして商品(料理)などなど、これらが全体として一つの統合された印象を作り出しているものです。 繁盛店には統合された世界がある ためしに、あなたがよい店だと感じているレストランや老舗と言われている店を思い浮かべてみてください。あるいは、全国展開に成功しているファストフードやファミリーレストランはどうでしょうか。好みの問題はあっても、うまくいっている店やチェーンほど、店にちぐはぐさがないものです。 一方、長続きしない店は、第一に視覚的な印象が部分ごとに異なっていてバラバラです。たとえば、外観はアメリカ風、内装はヨーロッパ風、だけれどもポリネシアのお土産が飾ってあって、出て来る料理は日本の家庭料理で箸で食べる――こういった店があ
7年前の2006年12月に強行採決された「改正教育基本法」の成立の再現とも思える「特定秘密保護法」の成立劇で、さしもの日本国民の中にも安倍晋三や石破茂の危険性に気づいた人たちが少なからずいたらしく、安倍内閣の支持率は私の予想を超えて大きく下落した。同法成立前と比較しておよそ10ポイントの支持率下落であり、私としては歓迎すべき「誤算」だった。とはいえ安倍内閣支持率はなお5割前後もある。 特定秘密保護法が成立した翌週、今度は北朝鮮で、安倍晋三の強権政治の印象がかすむほどの恐るべき粛清劇が演じられた。金正恩の父・金正日が死んだのも一昨年(2011年)の12月だったが、私が今回の北朝鮮の粛清劇から思い出したのは、1989年12月のルーマニアにおけるチャウシェスクの処刑だった。ナンバー1の処刑とナンバー2の処刑の違いこそあれ、独裁体制末期に矛盾が噴出して、体制が崩壊しようときしむ音が聞こえるようなイ
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