「小選挙区制は政権交代を起こしやすくする」という神話があるが、これは疑ってかからなければならない。現に1993年に、1955年以降では初めての政権交代が起きた時の衆院総選挙は中選挙区制で行われた。その衆院選では自民党は今回と同じように議席をほとんど減らさなかったが、小沢一郎が剛腕を発揮したからかどうか、七党が連立を組む細川護煕政権が成立した(これは新自由主義的な方向性を持った政権だったと考えているが)。第一党が過半数に満たず、かつ第一党への批判が強まっている状況においては、第二党以下の政党が連立を組むことで政権交代はできる。むしろ、比例代表制の方が政権交代を起こしやすくできる制度と言えるのではないだろうか。 昨日紹介したツイートのほかに、毎日新聞記者が表計算ソフトを使って全国統一の比例代表制だった場合の議席配分を計算したツイートを発信していた。 https://twitter.com/k_