過渡期を迎えていると言われる日本の性教育。国の指導要項では今年4月からこれまでとは違う教育を段階的に導入していく方針が掲げられ、今の世の中で子どもたちに性をどう教えていくかが探られているようです。そしてここ最近は「子どもたちへ性の知識をポジティブに教えよう」というテーマの本が次々と登場しています。そこでは教育現場の性教育は、アレコレ制約があって不十分。だから子どもを守るためには、家庭でも積極的に教えないといかん! というのがだいたいの共通認識となっているでしょう。 わが家では、対象年齢が低すぎるかとは思いつつ、シンプルでわかりやすい『だいじ だいじ どーこだ?』(遠見才希子、大泉書店)なる絵本を子に与えてみました。昨今日本でも知られるようになってきた概念「プライベートゾーン」について学べるかわいい絵本です。うちの子どもは臨場感たっぷりに音読するのがマイブームなので、プライベートゾーンの侵害