山口県光市で発生した母子殺害事件の裁判をめぐって、新たな展開が生まれた。弁護団が、被告人の死刑回避を狙って「殺害した赤ん坊を床に叩き付けたのは『ままごと遊び』」などと独自の主張を繰り広げているのに対して、ネット上では懲戒請求を求める声が高まり、専用の「まとめサイト」まで登場した。こうした動きに対して、弁護士有志が「弁護を受けるという被告人の権利そのものを抹殺するもの」というアピールを発表、懲戒請求の中止を求めているのだ。 懲戒請求に必要な書類のテンプレートが用意される 2007年5月24日に広島高裁で始まった差し戻し控訴審の公判で、21人にも及ぶ弁護団が 「被害者の女性を殺害後に強姦したのは『死者を復活させる儀式』」 「赤ちゃんを床に叩きつけたのは『ままごと遊び』」 などと信じがたい主張をし、「死刑回避のための引き延ばし戦術」だと見られていることに対して、各方面から非難の声が上がっている。
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