<最近すっかり大人しくなったフィリピンのドゥテルテ大統領、と思いきや旅先でのセクハラが、自らの娘も巻き込んだ騒動に発展した──> フィリピンのドゥテルテ大統領(73)が反大統領派や女性団体から批判の嵐にさらされている。韓国訪問中にフィリピン人女性に行ったキスが原因でまさに「口は災いの元」になってしまった。 6月12日のフィリピン独立記念日では各地で国旗を掲揚して独立を祝う式典が行われた。これまで独立記念式典に出席してこなかったドゥテルテ大統領は今年初めて、ルソン島カビテ州にあるアギナルド聖堂での国旗掲揚式典に出席した。そして「フィリピンは麻薬や汚職からも独立しなければならない」と演説した。 しかし同日、マニラ市内では女性団体などによるドゥテルテ大統領への抗議運動が行われた。参加した「私は女性運動(BAM)」などは「大統領は女性を軽々しくみており、蔑視している」と声を挙げて市内を行進した。