洗濯用のパック型液体洗剤を子どもが誤って口に入れるなどの事故が今年4月の発売以降、相次いでいることがわかった。日本中毒情報センター(本部・茨城県つくば市)には3カ月間で24件の事故の情報が寄せられた。25日、東京都内で開かれた日本中毒学会で発表した。 この洗剤は、生活用品大手「P&Gジャパン」(本社・神戸市)の「ジェルボール」という形状のもの。水に溶ける透明フィルムで洗濯1回分の液体洗剤を包んでいる。計量の手間が省け、液だれもなく使うことができる。1個の大きさは、縦約4センチ、横約3・5センチ、高さ約2センチ。一口大のゼリーのようなお菓子にも見える。 情報センターにはパック型液体洗剤の誤飲などの事故に関する情報が7月10日までに25件寄せられた。高齢者の誤飲1件以外は、0~6歳の子どもだった。子どもの事故24件のうち、19件が誤飲による嘔吐(おうと)やせきなどの症状が出た。11件は医療機関