JR常磐線いわき―竜田駅(福島県楢葉町)間で22日、かつての特急「スーパーひたち」の車両(651系)が普通列車として再登場した。地域の人に親しまれた車両が再びふるさとの鉄路を1日2往復する。 いわき駅午前9時22分発の一番列車には、いわき、広野、楢葉の沿線3市町の首長が乗車。竜田駅では、ミルキーホワイトの4両編成の車両の到着を地元の人ら約100人が出迎えた。 座席は背もたれを倒すことができるリクライニングシート。「乗り心地がよく、皆さんに喜んで頂けると思う」と松本幸英・楢葉町長。今後、3市町のゆるキャラでラッピングした車両の運行も目指すという。(杉村和将)