長野県北部に住む小学4年生の児童がインフルエンザに感染し、今月13日にインフルエンザ脳症で死亡していたことがわかりました。県では、重症化を防ぐため予防接種を受けるなど対策を呼びかけています。 「インフルエンザ脳症」は、インフルエンザにかかった患者が、突然、けいれんや意識障害などを起こす病気で、1日から2日という短期間に急速に症状が悪化するのが特徴です。 県保健・疾病対策課によりますと、ことしに入って、県に報告があったインフルエンザ脳症の患者数は3人で、重症化を防ぐには予防接種が有効だとしています。 長野県内では、今月13日までの1週間に医療機関から報告されたインフルエンザの患者数が急増したことから、県が今月16日に、この冬はじめてとなる「インフルエンザ警報」を出すとともに、早めの医療機関の受診や手洗いやマスクの着用などの対策を呼びかけています。